前倒しは、自分の時間つくる魔法。人生を先送りで逓減させるか、前倒しで逓増させるか。
娘ももうすぐ中学生。
すでにお風呂は一緒に入る機会もなくなり、
必要な時(お小遣いや洋服、その他もろもろが欲しいとき)以外は、
特に声をかけてくれない状態になりました。
「パパ、パパ」と寄ってくることが少なくなったので、
元気に成長してくれてうれしい反面、ちょっとさみしかったりもします。
ただ、まだ一緒に勉強してくれたり、ボクの買い物に付き合ってくれるので、
こういう時間を大事にしたいと思う今日この頃(年のせい)。
で、そんな娘に、より良い人生を歩んでほしいと願い、
ボクなりに大事だと思うことをことある度に伝えています。
最近だと、「前倒し」。
難しいお年頃に差し掛かってきて、
気が付けば友達と遊びに行ったり、
スマホで動画を見たり、音楽を聴きながら一人で踊ったり、
テレビでひたすら韓国ドラマを見たりと、第四領域満載の生活をしています。
それはそれで子供らしくて良いんですが、
気になるのは、とにかくやることを先送りにするんです。(ボクと同じ。)
ボクと同じがゆえに、とても気になる。。。
学校や塾、習い事の宿題は先送り、翌日の準備も先送り、
ヨメからの「これ、やっておいて」も、「風呂に入っておきなさい」も、
「うん、わかった!」と返事をしつつ先送り。
やらなきゃいけないのはわかっていても、
目の前のスマホやおもしろいテレビ番組の誘惑に負けて、
ついつい先送りにしてしまうんです。
すごいよくわかる。
そして、塾のテストの結果や学校の通信簿の忘れ物欄の評価など、
目に見えるカタチで「先送り」の悪影響が表面化します。
そうなると、
「何してるの!もうスマホ禁止!」と
強制的にやらざるを得なくなるんです。
そこで、娘にこんな話をしました。
「いつでも自分のやりたいことができるようになる魔法があるよ」と。
すると娘は、「なにそれ?」とちょっと興味を持ちました。
そこで話したのが「前倒し」。
「前倒しとは、自分のやりたいことができる時間を生み出すジワる魔法だよ」
「宿題でも、翌日の準備でも、イヤだと思っても前倒しで片してしまえば
そのときに「イヤだなぁ」と思う気持ちと、
あとで「いやぁ、やっておいて良かったわ~」という気持ちを比べたら、
後者の方が気持ち気持ち良いから、ちょっとやってみよう」と説明しました。
娘は、「そんなのめんどくさい。いやだ」と言いつつも、
渋々取り組むようになりました。
宿題をやらずにテレビを見ている娘に向かって「ま?」というと、
「もう、わかったよ。前倒しでしょ!宿題やればいいんでしょ!」となり、
明日の準備をせずにスマホを見ている娘に「ま?」というと、
「うるさいな、前倒しでしょ!明日の準備しますよ、はぁ」と、
今までは打率ゼロに近かったのが、なんとか2割くらいになりました。
そして、たまに、
「パパ、今日やることは前倒しでやっておいたから」
ということもあるんです。
少しずつですが、娘も「前倒し」することで、
自分の時間をコントロールできるようになることを感じてくれたようで。
すべてのことは、前倒し。
前倒しで取り組んで悪くなることはありません。
逆に、先送りすればするほど、事態は悪化します。
とにかくすべてにおいて「前倒し」の意識が重要ですね。
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