変えることに賛成するのと、変えていくことは全く別次元の話。推進役は嫌われてナンボ。
「決める」にもレベルがあります。
例えば、仕事。
新しい仕事や既存の業務を変えるときに、
会議や打合せで「よっしゃ、変えようぜ!」みたいに盛り上がることがあります。
変えることには大賛成。
そして、「変える」ことは決定します。
しかし、ここからが問題。
「変える」というのは、レベルがあります。
変えることに対して賛成でも、
変えていくことは、全くの別物。
「変える」ことが決まっても、
誰が、何を、いつまでに、どうするのか、
が「決まっていない」と何も変わりません。
会社ではよくある話ですが「総論賛成、各論反対」で、
自分たちに負荷がかかることには猛反発するんです。
そして、
「そっちがやってよ」
「こっちはできなから、あっちでやってよ」
といったお見合い状態になり、
結局何も進まずに時間だけが過ぎていく。
そんなことがよくあります。
なので、変化を推進する役割の人が重要になります。
得てして、この役割はちょっと嫌がられることもありますが、
「やらないとうるさいから、やらなきゃ」
と言われるくらいがちょうど良いものです。
これを個人に落とし込むと、
「推進役」と「やりたくない役」の両方をやらなければなりません。
一人二役で、アクセルを踏みつつ、
ブレーキを踏んでいる自分がいるようなイメージですね。
アクセルを踏むのは勇気がいる、
ブレーキを踏む方が簡単、
なので、なかなか変えられないんです。
「変えるを決める」だけで満足することなく、
変えていくようにアクセルを踏めるようになりたいものです。
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