結婚相談所に通う女性の危険な思考。シアワセな結婚は相手がつくってくれるものではない。
先日、たまたまつけていたテレビ番組で、
結婚相談所に通う「シアワセな結婚がしたい!」女性Aさんの特集をしていました。
そこで「はて、シアワセな結婚とは何なのか?」を考えさせられたわけで。
Aさんは、「シアワセな結婚がしたい」と思い相手を探しています。
相手を探すときは、自分の考える「シアワセ」を元に、
その「シアワセ」を構成する要件を満たす人を探すわけです。
「シアワセ」の要件は、人によって変わりますけど、
多くの場合は、年齢や年収、趣味、価値観的なところになります。
そして、その要件を満たしそうな人を探してもらって、
実際に会ってみて、いろいろと話をして、
合う合わないを判断し、次のSTEPへ進む仕組みのようです。
ただ、Aさんの言動が気になってしまった自分。
Aさんは、自分の要件を満たすかどうかを軸に話をします。
そして、その要件をちょっとでも満たさないと、
「この人とは合わない」となってしまっていました。
その前提にあるのは、理想とする状態になれる可能性の高い人、
そしてその人との結婚がゴールと考えている結婚さえすれば、
エスカレーターのように理想の状態になっていくと考えているようで。
シアワセな結婚とは、相手がシアワセにしてくれるもので、
もしシアワセになれなかったら相手のせいだ、
本人は意識していないのかもしれませんが、
そんな「自分中心」の思考があるように思ったわけです。
これは、確かに結婚するための要件の最低限のところは必要ですが、
すべてを満たしているから結婚して、
あとは基本的に相手がシアワセにしてくれるという自己中心的な考えは危険です。
だって、シアワセな結婚って、
自分だけがシアワセな状態になることはありませんよね。
結婚は、相手もシアワセになるからこそ、
自分もシアワセな状態になれるわけです。
そのために、自分に何ができるのか、
相手は何を望んでいるのか、一緒に何ができるのか、
当然、自分たちを取り巻く環境は変わるので、
そのフェーズで二人で協力し合って”シアワセ”を作らなければいけません。
愛は動詞である、と言われますが、全くもってその通り。
以前、ブログに投稿していました。
これは、仕事でも同じです。
要件を満たしているか否かで判断して、
そのあとは自分のことばかりを考えて、
取り巻く状況の変化や相手のことを考えなかったら、
そりゃあ、おもしろい仕事なんてつくれるハズもありません。
シアワセな結婚、それは、自分たちでつくるものであり、
誰かにつくってもらうものではありません。
Aさんも、そのことに気が付けば、
Partnerと一緒にシアワセな結婚だったと言える状態に
していけるのではないかと思った次第。
ああ、これ、娘にも伝えておこうっと。
アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? ; これからの経済と女性の話
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