#885 視野を広げるためには、肉弾戦よりボールを落とす。
みなさん、こんにちは。
最近、息子のサッカーチームの攻め方に幅が出てきました。
それは、”ボールを落とす”というプレーが選択肢のひとつになったからです。
ボールを落とすとは。
”ボールを落とす”とは、1つ下のラインにボールを回すことです。
フォワードならばハーフ、ハーフならディフェンス、ディフェンスならキーパーにボールを回すことを”ボールを落とす”と言います。
今までは、とにかくゴールを決めたいので、みんなが「俺が、オレが」の肉弾戦でゴリゴリ前にボールを進めることしか考えていませんでした。
しかし、最近は一旦ボールを落として、そこからサイドチェンジやワンツー、時にはミドルシュート、クロスを入れるなど攻撃の選択肢が増えました。
ボールを落とすと周りが見える。
最前線のフォワードがボールを持つと、攻撃の選択肢はドリブルかシュートしかありません。狭いスペースのギリギリのところでボールを受けるので、見えているコースも限られています。
しかし、ボールを落とすと後ろの選手は全体が見えているので、スペースやコースの選択肢が増えます。
つい、自分の目の前にある少ない選択肢に全力を注ごうとしがちですが、一旦落として、攻めやすい形をつくる方が賢明です。
人生でも同じようなことがある。
人生でも同じようなことがあります。
目の前の仕事だけだと、視野が狭くなります。
今働いている会社だけだと、視野が狭くなります。
今の職業だけでは、視野が狭くなります。
会社や職業ではなく、働き方という位置、生き方という位置までボールを落として全体を見てみると、サイドや真ん中にスペースが空いていたり、新たなコースが見つかるかもしれません。
最前線で我武者羅に動くのもいいですが、意識の中には”ボールを落とす”選択肢も持っておくと可能性が広がります。
◆近況報告◆
今日は、社内打合せいろいろ。
1日1新:薄皮アンドーナツ。
今日も一日感謝です。