チラシの失敗の大半はここにある。チラシも作れないのにWEB広告が上手くいくはずもない。
マーケティングの仕事は幅広く、
「新しくこの商品を作ったから、チラシを作りたいんだけど」
みたいな相談を受けることがあります。
ボク自身、デザイナーではないので、
ポップなフォントを使って見栄え良くしたり、
Adobeのソフトを使ってスタイリングしたりすることはできません。
が、チラシを構成する要素を整理して、
どういう順序で、どう伝えればいいか、
それを整理することはできます。
チラシを構成する要素とは、
- いつ?
- どこで?
- 誰に?
- 何を?
- どうやって?
のことを指しています。
この要素って、
マーケティング戦略を考える上でも同じ。
なので、チラシを作るときも同じように考えています。
ここを整理すれば、
チラシの8割は決まったようなものです。
ただ、これを理解しないで、
「かっこいいチラシが作りたい!」みたいなケースは、
思いのほか多くあります。
一番多いパターンは、
「何を?」ばかりを説明するんです。
これ、確実に失敗します。
失敗というのは、思うように成果が出ないという意味で。
よくあるのは、
「この商品は、こんな素材を使って、こんな機能があって、
カスタマイズもできて、価格的にもお手頃です。」
みたいな話になってしまうケース。
そういうチラシが効果を発揮することもありますが、
ほとんどは上手くいきません。
それはなぜかというと、
多くの場合は「誰に?」が抜けてしまっているんですね。
どんな商品かを一生懸命に説明してくれるのは良いんですが、
「誰のどんな困り事を解決してくるの?」が言語化されていないんです。
なので、相手には伝わらないし、
お客さまに「自分に必要だ」と気が付いてもらえないし、
チラシを配布するセグメントも間違えてしまう。
それでは自己満足なだけで、効果が出ないのも当然ですよね。
さらに、それを「チラシだからダメなんだ」と取り違えて、
WEB広告に走ってしまうケースもあります。
しかし、紙のチラシの要素も整理できない、
伝える相手も、順序も整理できていないのに、
「WEB広告ならイケる」なんて言うのは、大間違いです。
大抵の失敗は、「誰に?」が明確になっていないこと。
ブランディングとか、差別化とか、正直そんなに関係ないです。
チラシをひとつとっても、
マーケティングの考え方はとても役立つものです。
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