ビジネスを上手くまわすには、上手くまわる方法で取り組めば良いだけ。
友人とのおしゃべりで、
「ビジネスを上手くまわしたいなぁ」と相談したら、こう返ってきました。
「上手く回す方法を取ればいいじゃん」と。
ビジネスを上手くまわしたいときは、
ビジネスを上手くいく方法で取り組めばいいわけで。
そりゃそうですよね。
モノゴトが上手くいっているということは、
モノゴトが上手くいくす方法で取り組んでいるからです。
でも、その上手くいく方法がわからないわけで悩んでいるわけです。
上手く回している人を見ていると、
まるで手品をしているかのように見えますが、
そこには、タネも仕掛けもあります。
そのタネも仕掛けも理解して、実践すれば、
上手くいく確率がグンと上がります。
このタネと仕掛けは何なのでしょう?
例えば、
「この商品が思うように売れない。」
「集客が上手くいかない。」
という相談があったとしましょう。
あなたなら、どうやって答えますか?
「この商品を売るために、半額セールをやりましょう」とか、
「バーッと広告を打って、集客しましょう」
と答えてしまっては、上手くいかないこと明らかです。
なぜなら、タネも仕掛けも理解していないからです。
上手くいかせるためには、
上手くいく方法を決める前にタネと仕掛けを組み立てないといけません。
ここで言えば、
そもそもその問題に対する上手くいく方法が、
無い可能性を知るべしなんです。
価値が無くて売れない商品は、いくら頑張っても売れません。
その商品を買うお金が無い人に売ろうとしても、売れることはありません。
買う人が誰もいないところで売ろうとしても、売れることはありません。
つまり、ムリなことはいくら頑張ってもムリなわけで、
問い自体が間違えていることに気が付いて、
前提を疑い、正しい問いのもとに上手くいく方法を採用するのが重要です。
「集客がしたい」と言われたら、集客をする方法ではなく、
もしかするとリピーターを増やした方がいいかもしれないし、
そもそも商品に魅力が無いのかもしれないし、
その可能性を確認してから、方法を考えるのが重要です。
そもそもの目的を改めて確認をして、
どこに問いを立てればいいのか、
どこに手を打てば良いのか、
それをどれだけ事前に準備できるか。
ビジネスが上手くいかない多くの原因は、
問題にしているところが間違えていることが多く、
問題自体が間違えていれば、
そりゃどんな方法でも上手くいくはずがありません。
一方、ビジネスが上手くいく人は、
目的に対して問題を正しくとらえているから、
それに対する適切な方法を取っているわけで、
ここがタネと仕掛けということです。
ビジネスを上手くいかせるには、
上手くいく方法をとればいいだけで、
そのためには目的を確認して、前提を見直して、
問題を正しくとらえることが大切だよ、ってことです。
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