企画職の仕事をしたいならコレをしよう。企画職は思っているよりも楽な仕事ではない。
決められたことを決められた通りにこなす仕事もあれば、
新しい仕事をつくるために考えてカタチにする仕事もあります。
新しい仕事をつくる仕事は、企画職とも呼ばれます。
ボクもどちらかというと、企画職に近い仕事をしています。
一応、事業開発を担当していることになっているし。
いろんな企業さんとアレコレしてみたり、
新しいチャネルを開拓してみたり、
既存事業を立て直してみたり。
周りからは何をしているのかよくわからないと思いますので、
いつも「雑用してます」と答えるようにしています。
ただ、こうした企画職的なことに憧れてくれる方も多いもの。
企画職にあこがれて、
「こういうことをやりたい。やらせてもらえませんか?」
「ああいいうことをやりたい。挑戦させてもらえませんか?」
「こんなことをしたらおもしろいので、やらせてもらえませんか?」
と提案してくれる人は結構たくさんいます。
そうしたアイデアやプランを考える熱意や情熱は素晴らしいですよね。
熱意や情熱があることが成功への第一歩というのは、
松下幸之助さんもおっしゃるところ。
しかし、それだけで「じゃあ、やってみなよ。」と任せるわけにはいきません。
そういうときにまずやることは、紙に落とし込むことです。
いわゆる企画書ですね。
そんなに完璧な企画書は必要なく、
自分の考えている企画を言葉や概念図にして、
相手に伝わるように描くことが大事です。
見栄えは、あまり関係ありません。
しかし、この企画書を書くことをしない人が結構多い。
自分の頭の中とカンタンな言葉だけで、
「ああいうことをしたい、こういうことをしたい」
と伝えるだけで済むと思っているのか、
「紙に落とし込んで!」というと、
「それはちょっと。。」となってしまうんですね。
そう、やってみるとわかりますが、
紙に書くということは、
その企画の目的やゴール、タスクやスケジュールなど、
すべてを明確にしないと書けません。
「企画の仕事がしたい!」と考えて、
「ちょっとおもしろいとか」、
「あんなことしたら良くなる」、
とか単なる思い付きを仕事にしようと思っても、
それはムリな話です。
そして、企画書を書いてみても一発で通ることはなく、
何度も何度も書き直すプロセスでイメージがより具体的になっていき、
実現に向けて近付いていくものです。
当たり前ですが、そのプロセスを理解せず、
おもしろくてアッと驚くアイデアを考えて、
それを口にするだけでは企画の仕事は務まりません。
「こんなことしたい!」「あんなことしたい!」
そういう企画職をしたいのであれば、
まずはそのアイデアを企画書にしてみることから始めてみましょう。
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