DXの名のもとに業務を効率化するときに重要な2つのポイント。これを知らずしてDX無し。
DXを推進をする役割が仕事のひとつ。
DXというと、「生産性向上!」というキーワードが出てきて、
「今やっている業務をRPAを使って、効率化しよう!」という取り組みが多くなりがち。
そして、今ある業務の洗い出しをして、
そこにかかっている工数や人員数を出して、
「毎月10時間かかっている業務が、RPAを入れると5分でできます!」みたいになると、
「おお、DX、すごい!」となるわけです。
確かに、10時間かかっていたことが5分になったら、うれしいです。
そこで、
「わーい、よかった、よかった!」
と終わらせてはいけません。
実は、5分にする前と、5分にした後に重要なポイントがあります。
まず、RPAで10時間の業務を5分でできるようにする前。
業務をRPAに載せる過程で、その業務フローを見直すことになります。
そのときに、そもそも、その業務の目的を改めて確認することが大事。
結構、多いんですよね、目的を知らずにやっている業務。
聞くと、
「先輩から引き継いで、とりあえずやってます。」とか、
「今までずっとやっているので、やってます。」とか、
何のためにやっているかがわからず、やっている業務。
改めて目的を確認すると、
「あれ?実はコレ、やらなくていいんじゃね?」
ということもあります。
そうなると、わざわざ高いお金を払ってRPAを導入しなくても、
その業務をスパッとやめれば、10時間分が削減できます。
いたってシンプルな話です。
もうひとつは、 RPAで10時間の業務を5分にした後の話。
業務の目的を確認して、 10時間かかっていたことを5分にすると、
9時間55分の時間が自由に使えることになります。
大事なのは、その9時間55分をどう使うか?
「いやぁ、時間ができたから昼寝しよ」
では意味がないですよね。
その時間を使って、
第二領域の活動をしたり、
次の飛躍をするための活動をしなければ、
せっかくの効率化も意味がありません。
まあ、言ってみれば当たり前のことですが、
DXはやることが目的ではなく、あくまで手段ということ忘れないようにしないと、ですね。
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