理想や目標を達成するためには、資源が無いと嘆くより、手元の資源の新しい組み合わせを考えよう。
会社で仕事をしていて思うこと。
会社には、パーパスや理念があります。
(パーパスとは、目的、存在意義という意味。
ここのところよく耳にするようになって、ボクは最近知った言葉)
そして、そのパーパスや理念を実現するために、ビジネスがあります。
(もちろん、ビジネスにはおカネを稼ぐという側面もあります。)
そして、そのビジネスを営む環境があり、戦略があり、
戦略に沿っての施策があり、施策を実施するための組織があります。
それは、業界全体で考えるときもあれば、
会社単位のレベルで考えることもあるし、
ひとつの事業部レベルで考えることもあります。
どのレベルにおいても、
まずは、理想とゴールを考えることから始めるという順序は、
変わらないと思います。
そして、ゴールに向かって進むために、
現状を把握して、そのギャップを埋める方法が戦略であり、
ギャップを埋めるために何をするかを考えて、
行動しないといけません。
そのためには、
まず手元にある資源で何とかしなければいけない。
よくあるのは、
理想やゴールを掲げて、前に進もうとしたときに、
「アレがないからムリだ。」
「コレがないからできない。」
という制約条件がわんさか出てきて、
「ああ、ムリだ~」となるケース。
その気持ち、ものすごくよくわかります。
ボクも毎日そんなことの連続なので。
しかし、「それは当たり前のこと」と思うようになりました。
理想やゴールを達成するプロセスにおいて、
あまりにも行く手を妨げる問題や課題が出てくるので、
逆に、それが至極当然のことだと思ったんです。
さらに言うと、
当初描いたゴールとプロセスをそのままを達成できるというのは、
あまりないことだと考えるようにしました。
理想やゴールに向かって進むには、
まず手元にある資源で何とかしなければいけないわけで、
手元にある資源に文句を言っても何も変わらない。
ならば、今手元にある資源をどう使うか、
それを使うことで、新たなことが見えてきて、
最初に掲げた理想やゴールがよりおもしろく、
具体的になっていくこともあるわけです。
要は、限られた資源でスタートしなければならないのは仕方ない、
その資源を最大限に使って、理想やゴールへの道を切り開かないと
何も始まらないということです。
そして、道を切り開くプロセスで、
最初の理想やゴールも変化してきて、
より良いゴールを描けるようになるっていうものです。
これは、仕事でも人生でも同じことが言えますね。
とりあえず、ゴールを描き、現状の資源を見直して、
新しい関係性や組み合わせを見つけていきましょう。
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