やる気を言葉だけで繕うことは、未来の可能性を摘むことになる。行動無くして未来無し。

投稿者: | 2021年12月8日

社会人なら知っておこう。やる気を言葉だけで繕うことは、未来の可能性を摘むことになる。行動無くして未来無し。

やる気を言葉だけで繕うことは、未来の可能性を摘むことになる。行動無くして未来無し。

先日、他部署から、

「A君がマーケティングに興味があるらしいから、

そっちのチームで働かせてもらえない?」

とA君を紹介されました。

 

ボクからすると、やる気のある人は大歓迎なので、

体験というカタチで仕事をしてもらってみました。

 

そこで、ちょっと思ったこと。

 

A君がどんな人間なのかはわからなかったので、

ちょっとしたヒアリングと簡単な仕事をお願いしてみました。

 

聞くと、今までは他の部署で仕事をしていて、

いろいろな状況もあり、なかなか成果が出せずにいたそうで。

今の職種は自分には合っていないから、

興味のあるマーケティングの仕事がしてみたい、

そんな話をしてくれました。

 

そこで、ちょっと聞いてみたんです。

「A君は、マーケティングのどんなところに興味を持ったの?」

 

すると、

「えっと、う~ん、何か市場調査とか、分析とか、広告とか、

そういうことをするところがおもしろそうだと思いました。」

といった答が返ってきました。

 

おそらく、今の状況が厳しいことも重なって、

表面的な”マーケティング”という言葉に興味を持っている状態なようだったので、

「マーケティングとはこういうことだよ」、

「この部署ではこういう役割があって、こんな仕事ををしているよ」、

「A君の想像とギャップがあると思うけど大丈夫?」、

みたいな話をした後に、実際に仕事をしてもらいました。

 

その上で、再度感想をきいてみると、

「ぜひ、挑戦したみたいです!」と力強く言ってくれました。

 

そのやる気に感化されて、

マーケティングのことがわからない状態だと困るだろうと思い、

概念的な知識をつけた方がいいと思い、何冊かの本を渡し、

「仕事で成果を出すために、こんなことをしてみるといいよ」とアドバイスをしました。

 

それに対して、A君は一生懸命にメモを取り、

「早速取り組みます!」と元気よく帰っていきました。

 

そして、マーケティングの仕事の体験期間も、

一週間が経ち、二週間が経ち。

 

体験期間ももうすぐ終わりを迎えようかという時期になったので、

A君にちょっと聞いてみたんです。

「マーケティングの仕事はどう?」と。

 

すると、

「ぜひ、この部署で、仕事をしたいです!」

と元気な返事が返ってきました。

 

「この部署で、マーケティングの仕事をしたい!」

と言ってくれるのはうれしいものです。

 

そして、

「あの本を読んだり、アドバイスしたことに取り組んでみてどうだった?」

と聞いたところ、

「えっと、すごく勉強になりました!」

と言ってくれました。

  

そっか、それは良かったと思って本を返してもらおうとしたら、

ばつが悪そうに「すみません、まだ最初しか読んでいないです。」と。

 

どうやら、1週間経っても、2週間経っても、

実際は本も読んでいないし、

アドバイスしたことに対しては何も取り組んでいなかったようで。

 

それに対して、ボクはA君に怒ることもなければ、責めることもしないし、

「そっか、時間もないだろうし、内容もなかなか難しいもんね。」

と声を掛けるにとどめるわけです。

 

ただ、A君に仕事をお願いすることはないだろうし、

言葉だけで実際にやる気はないと判断せざるを得ないわけです。

 

もちろん、A君に非は無く、いろいろな事情があるのだと思います。

 

ただ、イイ大人が言葉だけで繕おうとして、行動が伴いことが、

どれだけ自分の状況を悪くしていくのかを理解していないだけで、

これからどこに行っても苦労をするかもしれないなぁ、と思ったわけで。

  

そうした言動の積み重ねが、未来の可能性を摘む可能性があるということを

自分でも「改めて気を付けないといけないな」と

気を引き締める機会をくれたことに感謝です。

 

入社1年目の教科書

社会人1年目からの 仕事の基本 「やるじゃん。」ブックス

図解 仕事の基本 社会人1年生大全 (講談社の実用BOOK)

 

【kindle Unlimitedで無料!】
マーケティングの取扱説明書。

サラリーマン複業