ムチャブリされて、できない理由を説明するか、デキる方法を調べるか。お得なのはどっち?
先日、電車が止まってしまい、
他の路線に振替していくのも面倒だし、
タクシーで行こうと思ったらつかまらなさそうだし、
「ああ、マジ、カンベン」と思ったことがありました。
ここでイライラしてしまった理由は他でもなく、
自分が思い描いていた予定通りにコトが運ばず、
その対処方法を考えて、時間が余計にかかってしまうから。
しかし、イラついていても何も解決しませんので、
「いやいや、結構遠いし、歩くとかムリっしょ。」と思いつつ、
他に方法が無いので仕方なく歩くことにしました。
するとどうでしょう。
「電車止まるとかついてないし、ホント歩くとかムリっしょ。」
と考えていたものの、歩き出すと考え方に変化が起こったことに気が付きます。
電車に乗っていたら、絶対に気が付かない街の様子やおもしろそうなお店、
「そんな距離、ムリっしょ。」と思っていた距離が思ったより楽勝、
歩くことで頭がスッキリして新しいアイデアが生まれた、
そんな良いことがたくさんあったんです。
電車が止まってしまったときは、
「マジ、カンベン。電車以外で移動とかムリムリ。そんなことしたくない。」
と思っていたわけですが、それを言っても何も変わらないわけで、
とりあえずできることとして歩き始めたら、
自分のアタマの中に大きな変化が起こったんです。
ある意味、これは自分で起こそうと思っても起こせない変化です。
「電車が止まる」という外的要因があってこそ起きた変化です。
これと同じようなことが仕事でも起こります。
いわゆる「ムチャブリ仕事」。
仕事では、結構なムチャブリをされることがあります。
逆にちょいちょいムチャブリをすることもあります。
そんなムチャブリに対しての反応は、大きく二つに分かれます。
ひとつは、文句ばかりを言って、動こうとしない人。
もうひつとつは、何かできる方法を考えたり、調べたりする人。
文句ばかりを言う人の気持ちも、よくわかります。
「時間もないし、そんなことやったこともないし、
できない理由がこんなにあるから、ムリです。」
と言いたい気持ちも理解できます。
しかし、やらない理由を一生懸命に言ってもなにも始まらないし、
ひとつ言えるのは「今の自分ではムリ」ということに気が付くチャンスということ。
なので、ある意味ではムチャブリをされるということは、
今の自分が知らなかったことに出会えるかもしれない良い機会でもあり、
「今の自分を超えていこう!」という新たなチャレンジの機会である、
そんな意味があるわけです。
結局は、仕事としてやらなければならないわけですから、
「どちらの考え方がお得か?」ってことです。
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