#871 会社員で起業してみたいと思う人はたくさんいるけど、地味さを知っておいた方がいい。
みなさん、こんにちは。
私は会社員ですが、数年前にプチ起業をしたことがあります。といっても起業と言うレベルには程遠くサークル活動の延長線みたいなレベルでしたが、その時に学んだことは実は今の仕事にとても役立っています。
お金の作り方、アイデアの作り方、仲間の集め方、お金をかけないで広告する方法などなど実践的なことはもちろんですが、それよりも代表の地味な現実(?)を体感できました。
自分でやらないと何も進まない。
まず感じたのは、自分で何かを始めるということは、自分がやらなければ何も進まないということです。
当たり前ですね。
会社員だと、自分がやらなくても周りから催促されたり、上司から圧力がかかったり、他の人がフォローしてくれたりして仕事が進ます。さらに、個人的に嫌な上司がいたり、成果が思ったように上がらなくて「何となく仕事したくないな~」となっても、会社からはしっかりとお給料がもらえます。
しかし、自分で始めるということは会社のように予算が降ってくるわけではないし、次から次へと仕事が舞い込んでわけではありません。自分で期限や目標を決め、誰かから催促されることも、周りからの圧力もない中で進めます。
熱量をある程度保つことが必要。
自分で進めるには、熱量が必要です。
やらなくても誰からも責められたりしません。何時から何時までやらなくてはいけないという規則もありません。
運よく仲間が見つかり、何人かで「よし、それやろう、やろう!」となり一時的な気分の盛り上がりで始めても、いろんな問題や細かいことがかみ合わず、中途半端になってしまうこともよくあります。
これは起業に限らず、会社でのプロジェクトや新規事業でも同じことが言えます。
何かを始めるときは、始めようとする時が一番熱量があります。しかし、そこからはどんどん下がっていくので、墜落しないようにしないといけません。
当時の自分自身、会社の仕事や子育てをしながら、その熱量を保つことは意外と難しいものでした。
背水の陣で会社を辞めて「これをやらないと死んでしまう」となればやらざるを得ませんが、ビビリな自分の場合はそれができませんでした。その環境下で熱量を保つには、工夫が必要です。
一言で言えば覚悟なのかな。
起業や新しいことを進める工夫は、精神論や根性論みたいになりますが、結局は覚悟がです。
自分で何かを始めるということは、自分で環境やルールを作る必要があります。
さらには予想外の問題や雑用が出てきます。会社であれば、総務や関連部署がやってくれます。さらには知らないところで上司がやってくれていたことがあります。会社だと見えないことが、自分でやるとなるとそれをひとつひとつ自分で解決していく必要があり、そのほとんど華やかなことではありません。
そういった地味に見える部分の起業家マインドを身を持って体験できたことは、今の立場での仕事でとても役立っています。
◆近況報告◆
今日は終日息子のサッカー。
1D1A:タスクリスト整理。
今日も一日感謝です。