鳥の目、虫の目、魚の目、コウモリの目。問題は4つの視点で見ると解決しやすい。
ビジネスをしていれば、
毎日のように問題が降ってきますし、
解決できていない課題も増えていきます。
それらの問題や課題をどうやって解決していけばいいのか?
そんなことをよく考えています。
問題を解決できなければいけないわけですが、
その前段階で、もっと重要なことがあります。
それは、そもそもその問題を正しく見ているか?
という問題。
問題の親分的な問題ですね。
人は、会社の風土や文化、今までの経験や情報、状況によって、
気付かないうちに死角が生まれます。
目の前の問題を解決しようと考えるにも、
本当に対処すべき問題があっても、
解決するのに不足している情報があっても、
死角に入っていたら、そもそも見えないわけです。
なので、自分では問題を解決できないときに、
「なんで、うまくいかないんだろう??」
「そんなハズではないのになんでだ??」
といくら頑張っても成功しないし、
間違いを永遠と続けるし、
そもそも死角があることに気が付いていないケースもあります。
なので、問題に取り組むときは、
視点を上下左右表裏に持つことが重要です。
ボクの中ではたくさんの視点を持つときに引き出す工夫は、
「鳥の目、虫の目、魚の目、コウモリの目」
を使うように意識をしています。
みなさんもきっと聞いたことがあると思いますが、
この4つの視点を意識するだけで、
だいぶ視点が増えて死角が減ります。
ボクが言うまでもありませんが、
それぞれの視点の基本はこんな感じです。
鳥の目。
上から見ることで、つまりは俯瞰する視点。
上から全体を見ることで、ゴールや自分の位置、
ゴールまでのルート、条件、前提、構造などを確認する視点。
これを考えることで、
そもそも方向は間違えていないか?
どこで詰まっているのか?
前提を捉え違えていないか?
などがわかります。
次は、虫の目。
問題を掘り下げて、分解して、細分化する視点です。
問題があるということは、原因があります。
その原因はひとつではなく、いろいろな構成要素があります。
その構成要素をひとつひとつ見ていくことで、
なぜその問題が発生したのか?
どんな条件だと問題が起こるのか?
などを改めて確認することができます。
その上でどこに手を入れて、
どんなことを、いつまでにやれば良いのかが明確になります。
三つめは、魚の目。
全体の流れや時間軸で問題を見る。
鳥の目にも似たようなところがありますが、
時間軸で考えることが魚の目です。
世の中の流れやトレンドを見てみる。
問題解決のスケジュールは破綻していないか。
そうした”流れ”をつかむ視点のことです。
四つ目は、コウモリの目。
問題を逆から見てみるという視点。
つまりは、発想を転換させることです。
自分たちの常識や前提を疑ったり、
固定観念を捨て去ったりするわけです。
自分たちの視点ではなく、お客さまの視点で考えるというのは、
一番簡単なコウモリの目です。
ということで、問題を解決するときに、
この4つの視点を持っていると便利かもしれません。
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