説明しても伝わらない。説明は自己満足ではなく、相手に伝える工夫が必要。
相手に説明をするときに、大切なこと。
それは、相手に理解をしてもらうことです。
いくら自分の中で「最高の説明をしてやったぜ!」と思っていても、
相手に伝わっていなければ、その説明は時間のムダ。
これ、自分もやってしまうんですね。。。
先日もやってしまいました。
ボクのチームに体験に来た新人に対して、
急遽ボクが30分ほどでマーケティングの仕事の説明をする機会がありました。
せっかくの機会なので、
できるだけの情報を渡してあげようと思いつつ、
一方的にマーケティングのすべてをバーッと話しました。
そして、
「どうよ、これだけ凝縮してマーケティングの話をしたんだから、
もう完璧に理解したでしょ?」
と一種の達成感を感じつつ、質問しました。
「どう?なんとなくでも、マーケティングのこと、理解できた?」
すると、こう答えられました。
「・・・いや、はい、わかったような気がします。」
「・・・気がします??なんじゃそれ?」
と感じるボク。
しかし、よく考えてみたら、
相手は一生懸命理解しようとしているのに理解できないのは、
ボクの説明が悪いということです。
ちょっと反省。。。
で、ここで落ち込んでいても仕方ないので、
今後のために「相手が理解できる説明をするポイント」を
自分なりにまとめておこうと思った次第で。
まずは、前提と目的を確認する。
今回は、急遽「マーケティングの仕事のことを話してください。」と依頼されました。
ボクは「マーケティングの仕事のことを話せばいいんだろう」と思ったわけですが、
実際は、マーケティング部のことを話す必要があったようで。。
つまり、「マーケティングとは?」ではなく、
「マーケティング部の構成や人員、仕事の内容」を説明するべきだったわけで。
説明をするときに、まずは前提と目的を明確にしないと、
相手が「はにゃ?」となってしまいます。
二つ目は、情報格差があることを考える。
知識が無いボクがが知っていることは、相手も知っているだろう、
そんなことを考えてしまうクセがあります。
そうではなく、
相手が知っているかどうかを
使う言葉も同様です。
「SEOが云々、、、」と説明しても、
SEOという言葉を知らなければ伝わりません。
「Googleで検索して上位に表示されるように」と説明すれば、
相手も「そういうことね」と理解できるわけです。
三つ目は、説明する量を考えること。
ボクは、つい、アレもコレも説明したくなってしまうですね。
説明するボクは、わかっていることを説明します。
しかし、相手は、知らないことを説明されるわけです。
説明している自分はわかっていることだから脳ミソは余裕かもしれませんが、
相手の脳ミソは、初めてのことばかりの情報だし、
知らない情報の量が多すぎて、パンクしてしまうかもしれません。
重要なのは、
「オレ、いろいろ知ってるぜ!」
と自分の自慢するわけも、自己満足をするためではなく、
相手に理解してもらうことです。
そこを気を付けないと、
今回のボクのように、相手に伝わらないムダ話になってしまいます。
エンジニアを説明上手にする本 相手に応じた技術情報や知識の伝え方
【kindle Unlimitedで無料!】
マーケティングの取扱説明書。