言葉の定義を変えると、壁が現れるから、乗り越える方法を考えなければいけない。

投稿者: | 2021年11月15日

言葉の定義を変えると、壁が現れるから、乗り越える方法を考えなければいけない。

DXとは言葉の定義を変えること。言葉の定義を変えると、壁が現れるから、乗り越える方法を考えなければいけない。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、

デジタルを前提にビジネスを変革することです。

 

こう聞くと、

「ああ、なんか便利になるんだろうな」とか

「何かを大きく変えて、理想の状態にしていくんだろうな」

みたいなイメージを持ちます。

 

一方で、

「変革の前に、目の前の事で手一杯だよ」とか

「デジタルなんて、ウチの会社じゃ無理でしょ」

みたいなことも頭に浮かびます。

 

まさに、アクセルとブレーキですね。

 

結構なブレーキがかかる中で、アクセルをふかすには、

なかなかパワーがいるものです。

 

こうした中で、具体的にどう進めるかというと、

【言葉の再定義】をすることが重要になってきます。

 

「DXで変革しよう!」と言われても、

何をしたらいいのか、どこから手を付けていいのか、

ボンヤリしていてよくわかりません。

 

DXを進めることで、自分たちの理想の状態に近づいていけるように、

戦略を考えて、施策に落とし込んで、アクションをしていくわけですが、

そこには【言葉の再定義】が不可欠です。

 

例えば、「ネットで販売するための商品登録」という言葉があります。

 

その言葉から連想する定義は、

「ECで商品を販売するために、商品データや商品画像を登録すること。」

といった感じになります。

 

「商品登録」の定義と言われれば、

「ECで商品を販売するための登録作業。」というような定義になります。

まあ、間違ってはいませんよね。

 

しかし、その定義だとちょっと物足りない。

 

なので、

「商標登録」とは、

「ECで商品をお客さまが買いたくなるように、

ファーストビューで商品の魅力をわかりやすく伝えて、

関連商品や他のバリエーションも紹介し、

お客さまが選択しやすいように情報を整備すること。」

とするとどうでしょう? 

 

「商品登録」の定義を変えただけで、

今までの作業に色が付いて、

より具体的に何をしたらよいのか、

どんな観点を持って取り組めばいいのか、

がわかるようになります。

 

ただ逆に、定義を変えることで、

作業や考えることが増えてしまって、

作業の負荷が増えてしまう可能性もあります。

  

ここが厄介なんですね。

 

言葉の定義を変えると、

作業の解像度が高くなり、

一時的にゴールに向かっての工程での作業が増えてしまうので、

「今でも忙しいのに、そんなのできない!」とか、

「こんなことが起こったらどうするんだ!」とか、

やらない理由の声がわんさか出てきます。

 

しかし、未来を創るには、

言葉の定義を変えて、その変更に伴う壁やハードルが現れるのは当たり前。

その壁やハードルを越えなければならないのは、当たり前のことなんです。

 

その当たり前のことに対して、

どうやって乗り越えるかを考えるのが仕事です。

 

自分は、自分自身で言葉の定義を変えて、

目の前に現れる壁やハードルを越えて、

より良い仕事をつくりたいものです。

 

 

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