結局は、変わるなら、変わるための代償を払う覚悟が必要。
組織の中で、仕事の流れを変えるのは、
そこそこのパワーが必要なものです。
それは、DX(デジタルトランスフォーメーション)もしかり。
「現状のままでは、厳しい状況に追い込まれる」、
そうしたことを多くの人は理解はしているんです。
しかし、何かを変えようとすると、
「自分たちが変化をすることで負担がかかるのはイヤだ。」
ということがよくあります。
いわゆる「総論賛成!各論反対!」という類のものです。
先日も、友人の会社であったことを聞きました。
「中長期でこんなビジネスモデルにしていこう!」と大方針を立てました。
みんな賛成したわけですが、
それぞれの部門に落とし込んで進めようとすると、なぜか全然進まない。。。
「なんで進まないんだろう。。」とそれぞれの部門に聞くと、
「総論はわかるんだけど、そんなのできないよ。」ということが山のようにあるんです。
「できない」というのは、
”今”のイメージや思考を基準に考えるからできないだけであって、
やり方なんて山ほどあるわけです。
もちろん、各論について反対するのは良いんです。
ただ、反対するなら、代替案を出すことが必要だよね。
つまりは、「反対するなら、案をくれ。」ってことです。
仮に「できない。」というのであれば、
そもそも”あるべき姿”を変えなければなりません。
そして”あるべき姿”は、自分たちで決めるものだから、
良い悪いはありません。
自分の手の届く範囲で「あるべき姿」を設定するもよし。
自分の手の届く範囲をはるかに超えたところに「あるべき姿」を設定するもよし。
言い方を変えると、
「各論反対で代替案が出ない」ということは、
あるべき姿になるための代償を払いたくないということで、
「このままでも致し方ない」ということです。
もし、あるべき姿にならなければ、「倒産してしまう」となれば、
死に物狂いで何とかしようとするハズですから。
結局は、自分たちが変わるための代償を払う覚悟があるか否かです。
そんな話をしていて、
自分自身にも当てはまることだなぁと思った次第。
さて、あなたには”あるべき姿”があり、
現状とのギャップを埋めるために犠牲を払う覚悟はありますか?
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