シニア人材の使い方。扱いづらい、使いにくい、仕事ができないシニア人材になっていないか?
自分への戒めとして。
年齢を重ねれば重ねるほど、
・新しい仕事をやらなくなる(失敗したくない)。
・自分の仕事を属人化されているものだと思いこむ。
そんな傾向が強くなるようで。
先日、管理職の友人と話していた時のこと。
彼の会社では、定年間近のオジサンが溢れていて、
彼の管轄する部署へ3人ほど配属されたそうです。
いわゆる”シニア人材”の扱い方です。
いろいろな経験や知識を持っているので、
即戦力として期待していたそうですが、
実際に仕事を任せると、、、全く進まない。
その理由は、
「なんでオレがこんなことをしなければいけないのか?」とか、
「オレなりに頑張っているんだから、口出ししないでほしい」とか、
「やったことがないから、できない。」とか、
仕事を頼むたびに、グチグチ言うそうで。
まあ、とにかく扱いが面倒くさい。
かと言って、年齢も上だし、会社への貢献もしてきた人だから、
邪気にもできないし。
そんな悩みを聞きました。
こういう人に共通して言えるのは、
「自分の役割を理解しようとしないし、学びの姿勢が無いから、
どこに行ってもうまくいかないよね。」
ということ。
確かに、シニア人材の気持ちもわかるんです。
収入も役職定年でガクッと減るし、
今まで管理職や比較的中心的な役として頑張っていたのに、
急に仕事が変わったり、環境が変わって戸惑う気持ちは理解できます。
ただ、やらない理由、できない理由を一生懸命説明したところで、
お客さまへの価値は何一つ上がりません。
文句を言って、仕事が進まないことで、
お客さまへ迷惑をかけられませんから。
なので、任せた仕事に文句があったり、自分がデキないのであれば、
そこから外すしかありません。
しかし、シニア人材からすると、
そこにしがみつないといけない状況もあったりするし、
会社の仕事を生きがいにしていたシニア人材が居る場所がなくなり、
さみしい人生になっていってしまうかもしれません。
なかなか難しい問題なのかもしれません。
ボクの職場でも同じようなことが起こりえますので、
シニア人材の活用方法を考えておかないとなぁと。
さらに、自分がシニア人材になることも、可能性は無きにしも非ず。
シニア人材で煙たがられないよう自分の人生の選択肢を広げるためにも、
自分ビジネスを複業で立ち上げておくことも視野に入れておきたいものです。
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