成果を出すには基準を上げる。基準を上げると負荷がかかる。負荷に耐えるには、覚悟が必要。
「仕事では、基準の高さと覚悟が大切。」
そんなことを思った次第で。
仕事において「どの基準で取り組むの?」というのはとても重要です。
わかりやすい例で、
「体重を落とさなきゃ!」という話に置き換えてみましょう。
体重を落とすには、食事の質を変えて、
運動をして消費カロリーを増やせば良いわけです。
これは、誰もが知っていることですし、
やろうと思えば、誰でもできることです。
しかし、その基準は人それぞれ違います。
食事の基準で言えば、
食事の質をどれだけ変えられるか、ただ減らすだけなのか、
それこそ甘いものは一切食べないのか、間食は一切禁止にするのか。
運動の基準で言えば、
毎日1時間するのか、週に1回だけするのか。
負荷を限界までかけるのか、程よいところでやめるのか。
「食事の質を変えて、運動をすればいい。」と言っても、
その基準は様々です。
そして、その基準が違えば、結果も異なります。
「できるところから、始めよう」と、
ちょこっと食事を変えて、軽く運動したところで、
何もやらないよりはいいですが、成果は出ないでしょう。
成果を出すなら、できることからやるよりも、
一定期間でもいいので基準をグッと上げて、ガラッと変えることが大事。
成果が出ない基準で続けるよりも、
負荷はかかるけど、成果が出る基準で行ったほうがいいわけです。
ただ、ガラッと変えるには、覚悟が必要です。
これは、仕事でも同じようなことが言えるんです。
売上が悪かったり、状況が悪いときに、
何かを変えたり、施策に取り組まなければいけないのは、みんな理解しています。
しかし、「今手一杯だから、できることからやろう。」と、
基準が低いことを始めても意味がありません。
もちろん、やらないよりは良いかもしれませんが、
ある程度の負荷がかかる基準で行わなければ、
おそらく何も変わらないでしょう。
ただ、こう言うと、
「いやいや、時間もないし、ヒトもいないし、お金もかけられないからムリ。」
みたいに基準を上げられない理由を言う人が一定数で出てきます。
確かに、デキない理由は理解できるけど、
「じゃあ、そのまま悪い状況が続いていいの?」ってことになります。
やると決めたなら、覚悟を決めてやり抜くしかない。
そこに負荷がかかるのは当たり前。
そして、負荷を負荷と感じるのは、
今悪い状況を生み出している自分の基準が低いからであって、
成果が出る基準を上げる良い機会ということです。
成果を出すには基準を上げる。
基準を上げると負荷がかかる。
負荷に耐えるには、覚悟が必要。
ということですね。
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