ベンチマークをするなら換骨奪胎の意識が大事。マネからオリジナルへの昇華を意識する。
ビジネスを組み立てる流れのひとつに過ぎませんが、
基本的にはこんなステップを踏みます。
「こんな世の中にしたい!」みたいな情熱があり、
そのために「こんな価値を提供したい!」という想いがあり、
世の中の流れと顧客や社会のニーズを基に、
誰に、何を、どうやって提供するかを組み立てて、
世の中を良くする一端を担う、
そんな流れです。
ただ、この流れの中で組み立てるにもイメージが無ければできません。
ゴールとしてどんな状態になりたいのか?
その状態にいたるには、どんなプロセスを辿ればいいのか?
そのプロセスでの課題をどう乗り越えればいいのか?
そこのイメージが無ければ、
何から手を付ければいいのか、
どうすればいいのかがわかりません。
そこで有効な方法が、ベンチマークを設定すること。
ベンチマークとは、「あんな風になれたら良いなぁ」という目標みたいなものです。
ベンチマークの事業や会社を見て、
自分たちも「ああいう風にしよう」とマネをするんですね。
ただ、このベンチマーク作戦、
やり方を間違えると上手くいきません。
よくある間違いは、
点や表面だけを見てマネすること。
点や表面だけを準えても、
その構造をマネしない限りは上手くいきません。
なので、ベンチマークをするときは、
換骨奪胎(かんこつだったい)の意識が大事。
換骨奪胎(かんこつだったい)とは、
古人の詩文の表現や発想などを基にしながら、これに創意を加えて、自分独自の作品とすること。他人の詩文、また表現や着想などをうまく取り入れて自分のものを作り出すこと。骨を取り換え胎盤を奪い取って、自分のものとする意から。▽もと、「換骨」は凡骨を取り去って仙骨に取り替える、「奪胎」は胎盤を奪い生まれ変わらせる意で、修練をして根本から仙人に生まれ変わることをいう道家の語。転じて、詩文の創作法として「換骨」は、古人の詩文の意味を変えないで字句を変えること。「奪胎」は古人の詩文の内容・主意を取って作りかえること。今では、他人の作品の一部を作りかえて、新しいもののように見せかける意に用いられることもある。「奪胎換骨だったいかんこつ」ともいい、「奪」は「脱」とも書く。「骨ほねを換かえ胎たいを奪うばう」と訓読する。
三省堂 新明解四字熟語辞典
マネからオリジナルへと昇華させるわけですね。
さて、今日もいろんな事業をベンチマークして、
自分の事業をオリジナルへと昇華させるアクションをしていきます。
日常の「言葉の使い方」研究 『思考と行動における言語』等からの換骨奪胎
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
【kindle Unlimitedで無料!】
マーケティングの取扱説明書。