電気の消し忘れ、業務の間違い。意識をせずともできるようにするには仕組みが一番。
我が家のヨメは、電気をつけっぱなしにするクセがあります。
洗面所を使った後は、ほぼ電気をつけっぱなし。
「電機はつけたら、消すものだよ。」
「電気代がもったいないし、消す習慣を身につけようよ。」
と何度となく伝えていますが、今のところ効果なし。
仕方ないので、ヨメが使ったあとはボクがフナムシのように、
サササっと洗面所に行って、電気を消すのがの習慣です。
(フナムシは、海の掃除役とも呼ばれ、人知れず、
海に落ちているゴミをサササっと処理してくれる生き物。)
話は変わって。
仕事で業務改善の話を聞いていたときのこと。
お客さまからの注文を入力をする業務で、
商品の単位を間違える人がいました。
例えば、商品Aは10個単位、商品Bは12個単位で販売しているのに、
商品Aを24個、商品Bを20個といった感じで間違えてしまう。
そのおかげで、数量を修正したり、お客さまに連絡する業務が増大。
困った上司は、その問題を解決するために何をしたのでしょう?
「商品Aは何個単位で販売していますか?」などの問題をつくり、
テストをして、全員が合格するまでやり続けることにしました。
しかし、なかなか全員合格することはできずに、
相変わらず入力を間違えたり、お客さまにご迷惑がかかってしまっていました。
この二つの話で共通するのは、
相手に注意したり、何とかさせようと思ってもムリなこともある、
ということ。
その状態を解決するには、
意識をしなくともデキるようにしてしまうことが大切。
電気を消し忘れるのであれば、
センサーをつければ、自動で電気がついたり消えたりするので、
消し忘れは無くなります。
入力ミスが起こるのであれば、
入力できないようにシステム制御をすれば、
単位を間違えると入力できないので、間違えることはありません。
ただ、その仕組みにするのにはお金がかかるので、
費用対効果は考える必要はありますが。
「いくら言っても変わらない」のであれば、
言わなくても良いように、自分側で仕組みをつくる発想が大切です。
と言いつつ、センサーを導入するのは厳しいので、
今日もフナムシのように電気消し忘れチェックをしています。
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