ゴールがないから課題が見えない。毎日の努力を成果につなげるためにはどうすればいいか?
組織の中のいろいろな部門の業務を見ていると、
「こんなことしているんだ、すごいな。」とか、
「なんて良い仕事をしているんだ、リスペクトだわ」とか、
自分の知らないことに気付くことができます。
一方で、「ん?」という仕事のやり方をしている部門もあります。
そんなときは業務の把握をするために、状況をヒアリングさせてもらっています。
「ん?」と感じる部門の話をきくと、多くの場合はこういう類の返答が返ってきます。
その返答は、
「こんなことがあって、こんなに大変なんです。」
「とにかく時間がかかってしまって、残業しないと終わりません。」
「毎日忙しくて、目が回ります。」
といったもの。
そこで、
「今抱えている課題は何ですか?」
と聞くと、
「とにかく大変なので、困っているんです。」
という感じのお答え。
なるほど、毎日の仕事に全力を尽くしていただいていることはよくわかります。
ただ、毎日忙しくしているだけで、
課題の把握も解決に向けてのアクションもできていないことが多いんです。
もちろん、それが悪いということではありません。
せっかくの頑張っているのに、
その頑張りが成果につながらないのでもったいないと思うわけです。
せっかくならば、頑張ったら頑張っただけ、
成果が出るようにした方がいいですよね。
では、成果を出すための課題を把握するにはどうしたらいいのでしょう?
成果(ゴール)を決めることです。
成果(ゴール) が無ければ、課題もわかりませんよね。
例えば、野球でピッチャーで活躍したいのに、
バッティングの素振りをしていても成果にはつながりませんし、
課題もわかりません。
サッカーで点を取るストライカーなのに、
バレーボールのアタックの練習をしていても成果はでませんし、
課題もわかりません。
これと同じで、
本来の役割があり、やるべきことがあるのに、
日々舞い込んでくる仕事に追われて、
成果につながる課題すらわからないのでは、
いつまで経っても”忙しい”状態が続いてしまいます。
なので、まずは 成果(ゴール) の確認をすることが大事。
成果(ゴール) がなければ、課題はわかりません。
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