部下の悩みや課題を相談されたときに気を付けていること。とは言え、相談される上司であることが前提ですが。
こんなボクですが、会社の中では立場的には管理職。
いくつかのチームを預かっていて、日々優秀な部下たちに”助けられて”います。
そんな部下たちを見ていて、
「こうした方がいいんじゃない?」と思うこともあります。
ただ、オッサンのボクが言ってもなかなかスッと入らないと思うので、
積極的にこちらから助言することはしませんが。
ただ、相談をされたり、助言を求められたりすれば、
ボクなりに言葉を選んで伝えるようにします。
伝えるときに意識をしていることは、3つあります。
まずは、順序。
「相談があります。」と言われてから、
「相談の内容を解決した状態」までのプロセスの順序です。
「相談があります。」と言われて、
いきなり「こうした方がいいよ。」とは言いませんし、言えません。
なので、まずやることは「どうしたの?」と相手の話を聞きます。
とにかくひたすら聞く。
わけがわからないことだろうが、おかしなところがあろうが、
意味不明なことだろうが、なんだろうが、
相手のペースで、相手の話したい内容をひたすら聞きます。
聞いていて、「いや、そりゃこうでしょ?」と感じる部分があっても、
「うん、うん。」とひたすら聞きます。
次に、聞いた話の内容を整理させてもらいます。
「状況は把握したから、ちょっと話を整理させてもらっていい?」と、
相手のアタマの中と気持ちを一緒に整理します。
今の課題は何か?
何に困っているのか?
どんな状態に困っているのか?
自分なりにどんな状態になったら良いと思うのか?
どんな感情を持っているか?
どんな感情になれると理想なのか?
そんなことを整理します。
この整理をするだけで、スッキリする人も多いです。
そして、三つ目。
自分の失敗談を伝えます。
「こうした方がいいよ。」ではなく。
ボクは仕事ができない人間でしたし、
ホームラン級の失敗から、ヒットや内野安打?級の失敗の数は知れず。
豊富な失敗談から、その人に合いそうな失敗談を話します。
そうすると、相手は自分に置き換えて、
自分なりの解決方法を編み出します。
そして、自分なりの解決方法を話してくれれば、
「いいね、それでやってみよう。」と同意するようにしています。
間違えても「こうだから、ダメなんだよ。」
と言うことはしません。
という感じです。
ただ、そもそも、相談される上司でいることが大事ですけどね。
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