野村スコープのように、効果的だけどわかりにくい方法を具体的に伝えることが重要。
会社には「この人、すごいな」と思える人がいます。
そういう人の考え方ややり方を近くで見られて、一緒に仕事ができることはとてもシアワセです。
日々一緒に仕事をして中では、
「なんで、そこに気が付いたんだろう??」
「なぜ、そういう判断をしたんだろう??」
ということがよくあります。
それは単にボクの思慮が浅いだけなのですが、デキる人のマネをしたいのでいろいろ聞くわけです。
例えば、商品開発について質問すると、
「ワーッと情報収集して、競合を調べて、ポジショニングを決めて、商品作りゃいいんだよ。」
という答えが。。。
困ったことに、長島さんみたい「ボールが来たら、ブワッと振れば良いんだよ。」みたいな、わかるようなわからないような表現を使います。
仕事がデキる人に限って、こうした荒々しい理解できない答えが返ってくることはよくあります。
思うに、そういう人たちにとってボクの質問したことは、そもそもの前提であったり、わざわざ言葉にしなくてもいいレベルでご自身の血肉になっているんですね。
ただ、これではボクには理解できないし、理解できないからいつまで経っても身につきません。
なので、 「ワーッと情報収集して、競合を調べて、ポジショニングを決めて、商品作りゃいいんだよ。」みたいな回答を、自分の言葉に置き換えられるように、根掘り葉掘り話を聞くんです。
そして、その情報を基に「こういうことなのかなぁ」と解像度を上げて自分に落とし込みます。
さらにそれを共有できるように、 ID野球の野村さんの『野村スコープ』のように体系立ててまとめます。
ちなみに、『野村スコープ』とは、ストライクゾーンを9分割して投球を予測するもの。
実際のところは、ボールゾーンを含む91にマスに分けて配球を考えられていたそうです(うろ覚え)。
「気持ちで、攻めれば良いんだよ」と言われてもわかりませんから、スコープの番号を使って「81番にストレートでいこう」とか、「52番から75番に落とすイメージでカーブを投げる」とか、具体的にイメージができます。
それだと、指示された側もわかりやすいですよね。
そうした効果的だけどわかりにくい方法を具体的に伝えることは、とても重要ですね。
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