定例会議を開催できているか否かで、チームを上手く回せるかが見えてくる。
会社の中のいろいろなチームを見ていて気が付いたこと。
周りを見渡すと、同じような業務内容にも関わらず、上手く機能しているチームと上手く回っていないチームがあります。
どこのチームも、リーダーのレベルもそんなに変わらないし、メンバーも頑張り屋さんばかり。
なのに、上手く回るチームと回らないチームがあります。
不思議ですよね。
なぜ違いが生まれるのでしょう?
ということで、上手く回っているチームと回っていないチームの違いを探してみました。
そのひとつが、『毎週定例ミーティングをしているか否か』です。
どういうことか?
見ていると、毎月定例ミーティングをしているチームは多いんです。
しかし、毎週決まった曜日で決まった時間にキチンとミーティングをしているチームは、意外と少ない。
もう少し厳密に言うと、毎週ミーティングをすることにはなっているけど、都合が悪いと実施しないチームが多いんです。
例えばリーダーの都合が悪かったり、カレンダーの都合でスキップしたり、
ミーティングをしないこと自体は問題ではないんです。
個人的には、定期的にミーティングをすることでコミュニケーションが取れると思っていますが、意味のないミーティングはやらなくても良いですからね。
ただ、「定期的にミーティングをすると決めているのに、その時の都合で”やらない”という決断をする思考」が、チームに悪影響を及ぼしているのではないかと思うわけで。
日々の仕事や生活の中で、「やる」と決めたことに対して、やらない理由なんていうものは簡単に見つけられます。
例えば、個人に置き換えて、「毎週ランニングをする」と決めたとしましょう。
最初は、スケジュールをブロックして、頑張ってランニングするわけです。
しかし、「今日は疲れているから」「今週は忙しいから」「走れるときに走ろう」となり、スケジュールをブロックできなくなって、結局そのまま走らなくなる。
よくある話です。
人生は、習慣を変えることでしか変わりません。
習慣を変えるとは、時間の使い方を変えるということです。
時間の使い方は、意志ではなく仕組みを使って変えることが有効です。
「現状を良くしていくため、現状の認識合わせのため、目標達成のために定期的にミーティングをする」と決めて、
他の都合を優先させてやらなくなり、「必要なときだけやればいいじゃん」となり、
必要なときというの定義が曖昧で、結局やらなくなってしまい、何か問題が発生して、またやり始める。
「定期的なミーティングの開催状況」を見て、そういう考え方が垣間見えるわけで、そんな思考が蔓延っているとチームとして上手く回らないのも納得できます。
逆に、毎週決まった時間に週次ミーティングをやっているチームは、毎週決まった時間にミーティングができるように仕事を前倒ししたり、調整したり、自分たちで時間をコントロールできる状態にしているのですから、上手く回るのもうなずけます。
チームが上手く回っているか否か。
それは、定期的なミーティングの開催状況を見ればわかるというお話でした。
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