#860 人を採用するときの2つのポイント。【40歳初心者でもわかるEコマース講座】
みなさん、こんにちは。
ECに限らずの話ですが、一緒に仕事をしてもらう仲間を採用するのは、デリケートな問題です。
ECサイトを動かしていくにあたっては、WEBサイト構成担当さんやデザイナーさんも必要です。私が、そういった仲間を採用するに当たり、質問するポイントをご紹介。
「EC使ってる?」
WEBサイトを作り、運用していく仕事にジョインしてもらうので、普段からECを使っている人の方がいいです。
理由は、単純。花を飾ったことが無い人が花屋さんにはならないし、パンを食べない御飯党の人がパン屋さんにはならないように、ECで買ったことが無いのに使いやすいECサイトは作れないからです。
「ECで売ってみたい」「ECでおもしろい企画をしたい」という人はたくさんいますが、表面的な部分しか理解を頂けておらず、「でも、ECサイトであまり買いません。」という人もいらしゃいます。
会社のホームページを作るのであればいいまかもしれませんが、物販をするECサイトを作るのに、ECサイトで買ったことがない人はちょっと厳しいです。
「なんでそのサイトから買っているの?」
「どんな会社のどんなECサイトが使いやすい?その理由は?」と質問をします。
「Amazonです。便利で早いからです。」
「楽天で買います。ポイントがたまるからです。」と答えをされる人が多いです。(私の質問の仕方が悪いのかもしれませんが。。。(汗))
サイトを作っている側としてはユーザーの意見としてとても参考になる回答です。
が、採用をするにあたってはここで聞きたいのは、「MDやバックヤード(配送やアフターフォローなど)ではなく、WEBサイトを作る仕事なのだから、「普段どれくらいWEBサイトの使いやすさを気にしているか」を聞きたいわけです。
もちろんこの質問に正解はなく、その人がどれだけECサイトに興味を持っているか度を測るために聞いています。ポイントがたまる、配送が早い、というも大切ですが、自分が関わるECサイトのデザインでユーザーに対して何が提供できるのかを考えているかがわかる質問です。
買い手側の気持ち、売り手側の工夫。
一緒に仕事をするにあたり、お互いにとって良くなければならないので、採用というのはとても神経を使う仕事です。
ということで、私が採用をするときは、普段からどれくらいユーザーのことを理解しようとしているか、どれくらい売り手側として提供できる価値を考えているか、をポイントにしています(もちろん、コミュニケーション能力やスキルも見ますが)。
普段の生活の中で、自分の関わることに興味を持ち、ユーザー側と提供する側の両方の視点を持っている人だと、より高みを目指すい今の事業で一緒に仕事をしやすいと考えています。
こういった感覚は今日頑張ったから身につくものではありません。自分で意識していないと、ECサイトを利用するときに「ただ欲しいから買う」になってしまい、そこからのフィードバックは得られず、その後に活かすこともできません。
・・・ハッ、自分こそ、その感覚を身につけるようにしないと。。。(反省)
◆近況報告◆
今日は、社外MTG。引き続き採用面接。
1D1A:他業種リサーチ。
今日も一日感謝です。