DXにおいても、個人においても、変化を起こすなら内なるチカラと外からのチカラが必要。
最近のアタマの中は、DXのことばかり。
DXとは、デジタルを前提に、社会や市場のニーズに応えられるように事業構造を変革すること。
なので、そこに関わる人の考え方ややり方を変えないといけません。
ただ、人の考え方ややり方を変えるって、なかなか難しい。
みんな、頭の中では「ああ、変えないとまずいよな」と理解しているんです。
しかし、変えるとなると、それなりに負荷がかかるし、面倒だし、「別に、今そこまで困っていないから」という理由で現状のままでいるチカラが働いてしまう。
それでも今の仕事は回りますから、「別に変えなくても大丈夫。タイミングが来たら、変えればいいや」と思ってしまいます。
そして、結局それがダラダラと続いてしまい、何も変えることができません。
これは、個人にも当てはまりますよね。
例えば、健康診断の数値が悪くなり、「やべ、このぷにゅぷにゅの脂肪たちを落とそう!」と思ったとしましょう。
最初の2、3日は、自分の内なるチカラが原動力になって、それまでの食事を改善したり、運動したりします。
しかし、1週間もすると、「今日くらいはいいか」という安易な気持ちを持つとカンタンに元に戻ってしまいます。
でも、ここに高いお金を払ってパーソナルトレーナーをつけたり、友人たちとの約束のような外からのチカラを加えると、”やらざるを得ない環境”になって、否が応でもやるわけです。
耳タコですが、自分の意志ややる気の内なるチカラだけに頼るとムリなんですよね。
なので、何かを変えるには、内なるチカラに加えて、外からのチカラ(やらざるを得ない環境)が必要です。
DXを推進するためにも、外からのチカラが必要です。
ここでいう外からのチカラとは、自ら方向性や戦略を外に発信し、KPIを公表し、進捗を発信する。
自ら外に発信することで、仮に進捗が進んでいないと「やべ、カッコ悪いし、株価とかに影響しちゃうじゃん」と”やらざるを得ない環境”に追い込まれるわけです。
で、「やらなきゃいけないよね」という内なるチカラと、圧倒的に強い外からのチカラで、ズズズっと前に進むわけですね。
会社でも個人でも、変化をするためには、内なるチカラに加えて、外からのチカラが必要。
その割合は、1:9くらいがちょうど良いと思います。
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