経産省のDX認定制度。取っつきにくいと思いきや、企業として当たり前のことをまとめるだけのシンプルな内容っぽいです。
最近、DX認定制度にハマっています。
ハマっているというのは、「DX認定されたらいいなぁ」と思いつつ、「認定されたいならば、何をしたら良いんだろう?」という個人的な興味でいろいろと調べたくなってしまったんです。
で、いろいろ調べていたら、「ナニコレ!?企業にとっても、個人においても、当たり前だけど当たり前にできていないわ~」と感じることばかりでした。
そのDX認定制度とは、経産省がやっている制度。→DX認定制度
ものすごくカンタンに言うと、
今の世の中、変化が激しいよね。
変化に対応するためには、データやデジタル技術を活用しないとムリでしょ?
だから、市場や社会が求める価値を提供するために、データやデジタル技術を活用して、
企業の風土や体質を変革して、競争優位をつくろうぜ!
というものです。
デジタル技術を活用することの重要性は昔から言われていましたけど、活用しなくても何とかなってしまう企業が多い。
しかし、ボクの肌感覚にはなりますが、ここ2,3年で状況はガラッと変化して、「これ、デジタル技術を活用しないと、勝負にならんよ」と感じることがものすごく増えています。
デジタルトランスフォーメーション、もう待ったなしです。
企業としてDXを全く考えないで、これからの時代を生き残っていくのはムリだと思います。
で、そのDX認定制度は、経産省が企業としてDXをする準備ができていると認めてくれるものです。
DX認定は、認定申請書なるものに書き書きして提出をします。
その認定申請用紙の項目を見ていて、「ああ、こういう順序で考えるのは当たり前だよなぁ。でも、それができていないわ。。。」と思ったわけ。
そこに書き込むべき項目は、6つ。
一つ目は、「経営の方向性とデジタル技術活用の方向性」。
会社のビジョンや理念があって、進みたい方向性があり、その中でデジタル技術をどうやって活用していくの?を言葉にしないといけません。
二つ目は、「デジタル技術の具体的な戦略」
デジタル技術を活用するのは良いけど、具体的にどういう戦略なの?を示します。
三つ目は、「戦略を進める体制」
戦略を進めるには、人や体制が必要ですが、それってどうなっているの?を答えます。
四つ目は、「デジタル技術を活用するための環境」
デジタル技術を活用するには、活用できる環境が必要だけど、人の確保とか大丈夫だよね?と聞かれます。
五つ目は、「KPI、決まってる?」
戦略は「みんな、頑張っているよね」では意味が無く、数字が無ければ進捗を測れるはずもなく、キチンとKPIは持っているよね?を明確にしないといけません。
六つ目は、「推進の具合を発信できる?」
効果的に戦略を推進するために、キチンと社外に情報発信しないとダメよ、ということです。
七つ目は、「課題ってどうやって把握しているの?」
戦略を進めたら、当然課題もたくさん出てくるけど、どうやって把握をするのか決めて、ということ。
八つ目は、「サイバーセキュリティ、ちゃんと対策しているよね?」
デジタル技術を活用する前提には、サイバーセキュリティ対策が万全でなければならないけど、大丈夫だよね?ときかれます。
かなりフランクな感じで書きましたが、DX認定制度では、こうした項目についてキチンとまとめることが求めれらているようです。
ただ、これ、企業にとっては、当たり前のことですよね。
会社としてのビジョンがあって、目標があって、目標達成のための戦略があって、戦略を推進するための体制や環境をつくって、外に発信して、課題を把握して、さらに推し進める。
個人に置き換えても、同じようなことが言えます。
DX認定制度っていうから、ちょっととっつきにくいかと思いきや、実は当たり前のことをまとめるだけの話ということがわかりました。
DX認定制度、あなたの会社も活用してみたらいいかもしれませんね。
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