DXに必要なのは、デジタルやシステムを活用して、利用する人の思考である。
DX、DXと叫ばれる昨今。
ボクも会社組織の中ではDX推進を担う立場なので、DXがどうしたら実現できるかを考えています。
と言いつつ、自分のことはトランスフォーメーションできていないんですが。。
そもそもDXとは、デジタルを前提に今の環境に合ったビジネスを組み立て直すわけです。
決して、顧客管理のシステムを導入して見える化したり、RPAで業務を効率化するという一部分を指しているわけではありません。
いろいろなシステムを組み合わせて、お客さまに価値を提供できるようにすることが大切です。
ただ、システムを導入するのも、システムを使うのも、結局は『人』です。
なので、『人』が目的を理解して、システムを活用して、使いこなさなければなりません。
ここが、ものすごく難しい。
目的があいまいなこともあります。
目的の範囲が狭いこともあります。
目的を理解していない人もいます。
さらに、以前のやり方の方が慣れているし、ラクチンですので、そっちに引っ張られます。
さらにさらに、新しいシステムだと不具合や想定外のことが起こるから、一時的に効率が下がることもあります。
そうなると、新しいシステムを使わないで業務を回してしまい、業務が回ってしまうから新しいシステムを使わなくなり、新しいシステムは形骸化していってしまうんです。
トップダウンならばトップが決断して号令をかければ思うように進むのでしょうが、一部の現場から全社的にDXを定着させようとしても難しいものだなぁと感じる日々。
で、そんな悩みを抱えているボクに、システム屋さんは”システムを定着化して支援するサービス”なるものを紹介してくれましたが、、、確かにそうした外部のチカラも必要なのかなぁと思います。
外部から言うのと内部から言うのでは、現場の受け止め方も違い、定着しやすい意識が育まれる土壌が生まれやすくなるのも事実です。
人が常に目的を意識して、発想を広げて、システム視点で考えるような文化があれば、DX自体は難しいことではありません。
そういう思考が無いから、と言うか、今まで必要無かったからDXの思考を持てないわけで、そこの思考を書き換えていくこともDX推進の役割です。
ということで、DXに大事なのは『人の思考習慣』だという結論に達しました。
試行錯誤の日々が続きます。
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