クラムチャウダーの法則を知らずにビジネスはできない。終わりの始まりに気を付けよう。

投稿者: | 2021年9月9日

クラムチャウダーの法則を知らずにビジネスはできない。終わりの始まりに気を付けよう。

クラムチャウダーの法則を知らずにビジネスはできない。終わりの始まりに気を付けよう。

ビジネスには、マインドとマーケティングの両輪が必要。

マーケティングでは利益構造も考えますが、利益構造を考えるときにはいつも【クラムチャウダーの法則】を思い出します。

 

ビジネスで絶対に必要なのは、利益です。

利益のためにビジネスをするわけではありませんが、利益がなければ苦しくなる一方で、たくさんの人に迷惑がかかります。

なので、利益を出すためのマーケティング戦略や計画、構造の見直しをすることが大事なのは言うまでもありません。

 

とは言え、計画や管理にばかり目が行くと、”効率化”ばかりをしてしまいます。

 

利益を出すためには、数字を読み解いて、効率化をすることが多いです。

ただ、効率化は大切だけど、数字だけを見た効率化は危険な場合もあるよ、ってことです。

 

これをボクは【クラムチャウダーの法則】と呼んでいます。

 

アメリカのサンフランシスコに行列のできるクラムチャウダーのお店がありました。

そこのオーナーが変わったときのこと。

新しいオーナーは、ちょっとだけ欲が出てきて、効率化して、コストを下げればもっと利益が出るだろうと考えました。

そこで、今までお客さまと仲良く話すことをやめさせて回転率を上げて、ちょこっと具を減らして、スープを薄めたんです。

すると、1ヵ月目は売上が上がり、具とスープを減らした分のコストが下がり、利益が上がりました。

オーナーは、大喜び。

しかし、喜んでいたのも束の間。

3か月、4か月経つと、評判が落ちて、売上も落ちて、利益も落ちてしまったという話。

要は、「本末転倒には気をつけようね」ということです。

 

「そんなの誰でもわかるっしょ?」と思いますよね。

しかし、現場を知らずに数字だけを見ていると、それがわからないんです。

 

目的地に行くときに地図を見て、「ああ、この道を行けば近道だし、楽勝じゃん」と思って突き進んだら、そこはものすごく急こう配の坂で体力的にムリだったり、道が舗装されておらず前に進めないようなもの。

 

ビジネスは、数字だけでは見えないことがたくさんあるんです。

クラムチャウダーの具を減らして、店員さんとお客さまのおしゃべりを減らせば、一時的には利益が上がりますが、それは終わりの始まりです。

 

利益を増やすことも大事ですが、お客さまのことを考えることも大事です。

 

 

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