「忙しい」と言う人は仕事がデキない。なので、ボクは「忙しい」を禁句にしました。
この前、他部署に仕事をお願いしたときのこと。
「そんなのできない。」と平然と言われたことがありました。
その返答に「・・・ん?」と違和感を持つボク。
「それをやってもらわないとお客さんが困るんです。」と言うも、「いやいや、こっちだって忙しいんだから。」と返されました。
このやり取りをして、自分が「忙しい」という言葉を禁句にしたときのことを思い出しました。
個人的には「忙しいからできない」と言う人ほど、仕事がデキないと思っています。
経験則になりますが、ボクも含めて「忙しい」という人ほど、何にどれくらい時間を使っているか把握していないんです。
その昔、先輩とのやりとり。
「この仕事、お願いできる?」と言われて、「すみません、忙しいのでできません。」と答えてしまったボク。
先輩は「忙しくて、大変そうだな。今、どんなタスクがあるの?」と聞きます。
ボクは、「あれも、これもあるし、これもやらないといけないけど、アポもたくさん入っているんです。」と一生懸命自分の忙しさぶりをアピールしました。
忙しいことが、仕事のできるオトナだと思っていたんです。
しかし、先輩からこう言われました。
「その中で一番重要な仕事って何?」と。
そのとき「えっと、、、」と答えられなかったんです。
そしてこう言われました。
「「忙しいからできない。」って言わない方がいいよ。それ、「オレ、時間管理ができず、仕事の優先順位がつけられないオトナだけど、何か?」と言っているわけで、二度と仕事をお願いされなくなるよ。」と。
「忙しい=オレ、仕事できない人間だ~!」と大声で叫んでいるようなもので、メチャクチャ恥ずかしいですよね。
言い換えると、その感覚やムダな時間が、コストに跳ね返っていることを理解していないんです。
仕事の目的を理解せずに、効果も効率も考えずに、ただ目の前のことに取り組んで、気が付けば”やること”が積み上がってしまっている場合が多く、その状態を「忙しい」の一言で片づけてしまっているだけ。
言い方は悪いかもしれませんが、「忙しい」と言う人ほど大した仕事をしていません。
「忙しい」というのは、自己肯定ができるように思える便利な言葉しれませんが、ただ単にタスクが積み上がっているだけのことが多いです。
まさに、手帳のスケジュールが埋まっていることに満足して、「忙しい」と言っていた自分。
なので、自分では「忙しい」は禁句にしたんです。
そんな昔のことを思い出しました。
そして今も、つい「仕事もあるし、介護もあるんだから、オレだって忙しいし」と言いたくなりましたが、グッととこらえて。。
「忙しいから、できない」と仰ったのはボクより年上の方だったので何も言いませんでしたが、その思考が今の状況を生み出しているし、負のスパイラルに陥ることに気が付けないかもしれません。
「忙しい」の一言を使うことが、ザンネンなオトナへの一歩になるかも。
注意が必要ですね。
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