「事業が上手く回らない。」ボクならシンプルに3つのステップで見直しします。
「事業が上手く回らない」
友人から、そんな相談を受けました。
「へえ、それは大変じゃん」と返しつつ、何かしら良い方向へ進められる糸口を見つけられたらと思って話を聞く自分。
そもそも「事業が上手く回らない」というのは、どういう状態なのでしょう。
何となくわかるような、わからないような、、、わからないです。
なので、まずは「上手く回らない」がどんな状態なのかを確認しないといけないですよね。
聞くと、営業部門のチームで、目標の売上と利益を達成しようと頑張っていたけど、人が抜けてしまって、人を募集してもなかなか入ってこないし、他の経費が膨れ上がって利益が出ない状態に陥っている様子でした。
さらに会社からは、「あれやれ、これやれ」と第三領域(緊急だけど重要でないこと)が次から次へと降ってきて、時間が取れない状態だそう。
それらを総合して、「事業が上手く回らない」ということでした。
なるほど、よくわかります。
ボクもそういう経験はありますし。
そんなとき、どうするか?
これ、正解は無いと思います。
ボクだったら、こうするよっていう視点になります。
上手くいかない状態を上手くいく状態にするための方法は、意外とシンプル。
大きく分けて3つのステップだと思っています。
最初は、上手くいっている状態を定義する。
次は、分解する。
そして最後は、やらないことを決める。
これだけ。
ものすごくカンタンですよね。
今回の場合でいけば、上手くいっている状態を改めて定義します。
売上がいくら、利益がいくらにしたい。
今の売上を構成している顧客と客単価はこんな感じで、商品構成はこうで、利益構造はこんな感じ。
上手くいっている状態の場合は、顧客数と客単価はこう、商品構成はこう、利益構造はこう、というところをできるできないは抜きにして考えます。
そこから、それぞれの要素を分解していくんですね。
顧客数を新規とリピーターに分けるとか、年間購入金額で分けるとか、商品を購入比率で分けるとか、P/Lの項目を分けるとか、いろいろと分けてみると見えてくることがあるんです。
「ここに手を入れれば何とかなりそうだなぁ」とか、「そもそもこのビジネス構造だとムリゲーじゃん」といったこととか。
大きな枠で「上手くいかないなぁ」と考えてしまうと何から手を付けてよいのやらわからなくなってしまいますが、分解することで活路が見てきます。
そして、最後はビジネスの鉄則。
やらないことを決めます。
何かを変えるというと、新しいことを付加することを考えますが、実は逆です。
まずは、やらないことを決めることが鉄則。
時間のかかっている業務を撤廃したり、特定のお客さんとの取引をやめるということもあるかもしれません。
今までやってきたことをやめるのは、心理的にハードルがあるかもしれませんが、結局のところ、上手くいっていない今の状態を生み出した今のやり方でをやろうとするから、上手くいかないんです。
前提が変わったならば、前提に合わないことはやめて、前提に合ったことを実行しなければ、そりゃあ上手くハズもありません。
ということでアドバイスをしてみましたが、どうでしょう、上手くいきますかね。
楽しみです。
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