その考えだから、ビジネスはうまくいかない。
ビジネスで売上が低迷しているとき。
多くの場合、「どうしたら売上が上がるだろう?」と考えます。
これが会社だと、みんなが集まって会議が開かれます。
会議では「売上が昨年よりこんなに下がっている。危機的状況だ!なにか手を打たなければ!」とみんなで施策を考え始めます。
そして、
「新しいお客さんがワーッと来る方法はないかな?」
「バンバン売れる商品を扱いたいけど、どこにあるかな?」
「マスコミに取り上げてもらいたいけど、どうしたらいいのだろう?」
「アポイントを取れるためのトークはどうすればいいんだろう?」
みたいなことを考えます。
そうなると、
「やっぱり広告ですよね。バーッと広告を打ちましょう!」
「今の世の中、デジタルマーケティングが重要だから、すぐに取り掛かろう!」
「とにかく売れそうな商品を販売強化しよう!」
「マスコミに取り上げてもらえるようにアピールをしまくろう!」
「とにかくリストに電話をかけまくってアポを取ろう!」
といった打ち手が出てきます。
さらに、売上を上げるために自己啓発も必要だし、時間管理も必要、成功哲学を取り入れないと変な方向へ進んでいくこともあります。
そして、「じゃあ、とにかくできることからやって、とにかく来月は売上を上げよう!」という着地をすることが多いようです。
もちろんこうした施策で一時的には売上が上がるかもしれません。
でもコレ、考え方が間違えていますよ。
理由は、とてもカンタン。
自分の売上のことばかり考えているからです。
売上を上げたいと考えるならば、「どうしたら売れるんだろう?」と考えるのではなく、「どうしたらお客さまが喜んでくれるだろう?」とするのが正解です。
その考え方ができているか否かのバロメーターは、会議で「お客さま」という言葉が出てくるかどうか。
自分たちの売上のことばかりを考えていると、「お客さま」ではなく、「売上」や「施策」、「集客」みたいな言葉が多くなります。
そうなると黄色信号。
ちょっと意識的に視点を変えて、「お客さまから見たらどう?」とか、「お客さまにどんなメリットがあるの?」とか、「自分がお客さまだったらどう?」と考えてみましょう。
そうしなければ、きっと継続して売上が上がることはないでしょう。
さて、あなたの会社の会議では「お客さま」というキーワードは、どれくらい出てきますか?
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