批判的と嫌われても、批判をしないとオオコケしてしまう理由。
いつでもどこでも、批判的な視点はとても重要。
嫌がられることもあるけど。
例えば、「売上が悪い!何とかしよう」というときによくある話で考えてみましょう。
スタートは、「お店の売上が悪い。何とかしよう!」
→売上が悪い原因は何だろ?
→客数×客単価から考えて、客単価は変わっていないから、客数が減っているからだよね。
→客数が減っている原因は、近くに競合店ができたからだ。
→じゃあ、セールとかキャンペーンをやって、お客さんを集めて、売上を上げよう。
となるケースはよくあります。
「売上が悪い」という事象を見て、「客数が減っている」という問題があり、「近くに競合ができたから」と理由を挙げて、「競合店から客を引き戻すためには、セールが有効!」を結論としてしまうんですね。
確かに、そうかもしれませんが、そうでないかもしれない。
一応筋道は通っているように見えるので、これをロジカルシンキングだと思っている人もいます。
しかし、これ、問題と理由と結論の結び付けが薄いですよね。
そもそも客数が減っているのは、「競合ができたから」ではなく、自分たちのサービスレベルが下がったからかもしれないし、サービスレベルが下がっているのにセールをやってところで余計にお客さんは離れていくかもしれないし、そもそも品揃えが悪いかもしれないし、営業時間がお客さんとマッチしていないのかもしれないし、リピーターが増えないからかもしれないし、、、理由は山ほどあります。
もっと言ってしまえば、「そもそも売上が下がっても利益が上がっていれば別にいいんじゃないの?」となるわけです。
それを整理するために、MECEやロジックツリーのようなフレームワークを使って道筋や組み立てをすることが大切。
最初は慣れないものですが、常に問題に対して「なんでそう言えるの?」「本当にそうなの?」「なぜそうなるの?」という視点を入れないといけません。
それをしないと真の問題を見落としたり、本質を見失ったりして、変な方向へ突っ走り、大コケしてしまうことはよくあります。
いつも批判的な視点を入れると、うるさい奴とか、いつも批判ばかりする奴と思われることもありますが。。。
しかし、この視点はビジネスでは必須です。
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