当事者意識、被害者意識、お客さま意識。当事者意識でなければ、仕事で成長することはない。
仕事で成長する人としない人。
不思議ですよね、同じような資質を持って、同じ年に入社して、同じような仕事をしているのに、数年後には差がついてしまう。
なぜなんでしょうね?
その答えは、意識の問題です。
先日、とある説明会をしたときに感じたこと。
数十人の人に向けて、オンラインで業務について説明をしました。
オンラインなので参加者の温度感はわかりにくいものですが、質問の量や、こちらからの投げ掛けに対しての「しーーーーん」という反応を見ていれば、何となくその人たちの意識がわかります。
その意識には、3つのレベルがあります。
一つ目は、自分たちの仕事だからより良くしようとしている『当事者意識の人』。
当事者意識を持っている人は、自分を中心に考えています。
「目的地はここで、そこまでどうやっていこうか?」
「どうやったらうまくいくだろうか?」
「どういう問いを立てればよいのか?」
「もっと良くするために、どうしたらいいだろう?」
と常に自分ができること、自分が責任を持って推し進めることを考えて仕事をしています。
二つ目は、今回多いと感じた、仕事が増えると思っている『被害者意識の人』。
被害者意識を持っているとロクなことはありません。
「頑張っても報酬が変わらないなら、合格の最低ラインで良いでしょ。」
「改善をしてくれないから、文句も出るわ。」
「自分の意見は特にないし、他人の話も聞きたくない。」
「言われたから、仕方なくやる。」
などなど、悪いのは相手や環境であって、自分は被害者だ~という意識を持っているので、常に不平不満ばかりで、仕事が進まないんです。
そりゃ成長もしませんよね。
三つめは、『お客さま意識の人』です。
これは、誰かが準備して、言われればそれなり仕事をするけど、基本的に報酬と指示がなければ自ら動きません。
「言われた通りに仕事していますけど、何か?」
「メリットがあればやりますけど、なければやりたくないです。」
「仕事の進捗は良くないのですが、時間になったら切り上げます。」
表面的には、当事者意識を持っている人と同じようにキチンと仕事をはしているように見えますが、思考の土台にお客さん意識が蔓延っているので、当事者意識の人との行動の質も量も異なり、時間が経つにつれて、大きな差になることは容易に理解できます。
先日の説明会では、『被害者意識』と『お客さま意識』の人が多いように感じて、自分は『当事者意識』を持たなければ!と強く思った次第で。
結局のところ、仕事を通して成長するには、当事者意識を持つしかないよねってことです。
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