ファインプレーより地味だけど体の正面で捕球できるような事前問題発見能力を身につけたい。

問題解決は、とても大切です。

人間生きていれば、日々、いろいろな問題がありますよね。

仕事でクレームが発生することもあれば、ヨメとの小競り合いで発生するどうでも良い問題、口内炎ができてしまってご飯が美味しく食べられない問題、靴を買ったはいいけど靴ズレした問題などなど。

そうした問題にぶち当たったとき、上手に問題解決をすることが上手な人がいます。

それを見て、「いや～、問題解決能力があってスゴイ。」と思うかもしれません。

しかし、ちょっと視点を変えてみましょう。

問題が起こったあとに上手く対処をする問題解決能力も良いですが、実は、問題を起こさないようにする事前問題発見能力を持っているともっと良いなぁと思いう次第で。

例えば、あなたの目の前の土砂まみれの川をきれいにしなければならないとしましょう。

あなたならどうしますか？

ひたすらザルを使って土砂をすくいますか？

ショベルカーなどの重機を持ってきて一気に土砂を片付けますか？

仲間を呼んできて、大きな網ですくいますか？

それよりも、上流で土砂まみれにならないように原因をつぶす方が良くないですか？

言い方を変えると、目の前の問題をナイスプレーで解決をするより、前提を疑い、上流の原因を発見して根本からつぶす方が良いよねってことです。

対処的なナイスプレーはわかりやすいですが、そもそも問題を起こさないように事前に原因をつぶしてしまうプレーはなかなか見えません。

野球で言うならば、ギリギリのところで華麗なファインプレーをする方が、カッコよく見えますが、打者が打つ前に配球や打者の特性を考えて事前に守備位置を変えておいて、打ったボールを軽々と体の正面で捕球するほうがすごいってことです。

ということで、問題解決能力よりも、問題発見能力を身につけたいと思う次第です。