自分の頭だけで考えるなら、考えることをさっさと放棄した方が正解に近付ける。
考えるって、どういうことのなのでしょう?
「ちゃんと考えたの?」
「しっかり考えようよ。」
といったことがあるかもしれませんが、考えるってどういうことなのでしょう?
「ちゃんと考えているの?」と突っ込まれたことがありました。
娘と一緒に塾の宿題に取り組んだときのこと。
小6の算数の問題ですが、ボクにとってはこれがものすごく難しい。。。
いくら考えてもわからないんです。
そうしたら、娘からこう言われました。
「ちゃんと考えてよ~」と。。。
でも、いくら考えてもわかりません。。
それもそのはず。
その問題の構造を理解して、補助線、連比、最小公倍数、約分を使わないと解くことができません。
そもそもその構造がわかりませんでした。。
さらには、そこに当てはめる数字を把握しないといけませんよね。
その構造と公式、当てはめる数字がわからなければ、いくら”考えて”も無理なんです。
これは、仕事でも同じことが言えます。
例えば、「ECで売上を上げなければならないとき。
手持ちの広告費も無くなり、打つ手がないなかで「とりあえず、今月の目標を達成しなきゃ。。」といくら一生懸命考えたところで、どうにもなりません。
そりゃそうですよね。
算数と同じで、売上を上げるための構造も知らなければ、情報も無い、そんな状態で何をどうしたら良いのか、何をどうやって考えてもわかるはずがありません。
逆に、売上の構造の知識と情報があれば、「今月の売上は〇〇円で、優良顧客は〇〇な会社で、CVRが〇%で客単価が〇円だから、セッション数を〇〇にする必要があるから、〇〇しよう。」と組み立てるだけでOKです。
つまり、「ちゃんと考えよう」としても、構造を理解して、素材を集めなければ、いくら”考えて”も答えはでません。
自分の頭の中だけで考えても、所詮ムリな話。
算数でも、ビジネスでも、いろいろな構造を頭に入れておいて、必要な情報を集めれば、それらを組み立てるだけで答えは見えてくるということです。
一生懸命自分の頭で考えるのもいいけど、それよりもマネをした方が人生お得です。
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