#845 「責任をとる」と言うことはどういうことか?
みなさん、こんにちは。
現プロジェクトでの仕事は、営業の時以上にとにかく社内の意見調整が面倒です。
議論では、ありがちな「責任を取れるのか?」的なことを上から目線で言われる場面もあります。そこで、「責任って何だろな??」ということを考えてみました。
チャレンジしたら失敗があるのは当たり前。
ここで「何かあったら、責任を取れんの?」と言っている人は、「もし何かあったら、社内の上から怒られて、評価が下がって、飛ばされたりするかもしれないけど、それに耐えられるの?耐えられないよね?だったら、オレの言うこと聞きなよ。」(あくまで個人的イメージ)という意味合いで使っていると推測されます。
今、とりあえずうまくいっている(風に見える)んだから、面倒なことはやりたくないし、自分が起点になってやって失敗したら、評価が下がるので、何かを変えることをやりたくないのはわかります。
しかし、仕事で現状維持をしようとしたら、それは衰退の始まりです。常にチャレンジしなければいけません。仕事で既存のお客様に合ったやり方を変えるには、いろいろなチャレンジをし続けることが大切です。
必要なのは、その人を責めることではない。
チャレンジをすれば、当然問題もあります。その事象は、(そのチャレンジが直接的な要因でないかもしれませんが)一時的に売上が下がることかもしれません。
世の中には、その事象を点で捉えて、いちいち「責任を取れるのか?」と言うような、より良い方向へ進めるよりも、いちいち責任を追及したがる人も少なからず存在しますが、これほどナンセンスなことはありません。
野球で一回エラーしただけで交代していたら、何人いても足りませんし、そのチームは強くなりません。
個人的には、「責任、責任」と言う人ほど、その「責任」の意味や取り方を考えていないことが多いと感じます。
もちろん問題の程度や質にもよりますが、多くの場合は、責任を追及するよりも先に、その問題を通してわかったことや発見をもとに、次の手を打つことが大切です。
責任者として考えておくことは、「リスクをどこまで取るか?」と「どうなったら撤退するか?」の撤退ラインを決めておくことが大切です。
責任を取るということ。
ということで、仕事において「責任を取る」というのは、どういうことなのでしょう。
多くの場合は、そのポジションから外れる、組織を辞めるといったことがイメージされますが、ワタシ個人的には、そうは思いません。
何かと言えば「責任を取れるのか?」と言うのは、多くの場合、あまり意味のないプレッシャーにしからなりませんし、生産的とは思えません。
立場や内容にもよりますが、その人が辞めることが問題に対する責任を取るというこではなく、起きてしまった問題をキッチリと解決し、望む方向へ進めることが必要です。
そしてもっと考えてみれば、上述したようにどこまでリスクを取って、どこまできたら撤退するか予め決めておき、その中でどういうことをやってみて、その結果に対して次にどう動くか?を考えておくことが大切です。
そういうことを一緒に考えられる人と仕事をすると躍動感が出てきます。自分もそんなキャラを目指しています。
◆近況報告◆
今日は、朝勉強会。ECのサイト運営を教えてもらいました。Kさん、ありがとうございました!
1日1新:新しい机。
1D1A:競合研究。
今日も一日感謝です。