マーケティングの仕事をしたいなら、知っておいた方が良い2つのポイント。
「マーケティングの仕事をするマーケターになりたい!」という人の多くは、マーケティングを学んでいます。
ただ、残念ながら、マーケティングを学んでも、マーケターにはなれません。
なぜでしょう?
個人的に思うのは、2つ。
ひとつは、「マーケティングはビジネスにおいて、目的を達成するための手段だから、目的がないと意味がないよ」ということを理解していないから。
これは、よくある目的と手段が入れ替わってしまうパターン。
あくまでもマーケティングは、ビジネスにおいては手段です。
あなたがやりたいマーケティングをするために、ビジネスがあるのではありません。
そこを履き違えて、自分の知っている範囲のマーケティングの理屈をビジネスにはめ込もうとする人もいます。
そして、自身の考えるマーケティングをすることが目的になってしまい、マーケティングありきでビジネスを考えてしまう。
けれど、ビジネスにおいて、お客様にとっては、あなたのマーケティングの理屈なんて関係ないんですね。
ビジネスにおいて、お客様にとって価値を提供することが大事なので合って、マーケティングはそれを実現するための手段だということが大前提となります。
もうひとつは、マーケターとして仕事をするには、マーケティングのノウハウやスキルとマーケティング以外のノウハウやスキルを両輪で動かす必要があるということを理解できていないから。
マーケティングをするには、マーケティングのノウハウやスキルが必要です。
マーケティングのノウハウを学ぶことで、マーケティング的な視点でビジネスの目標である売上を上げる施策を打つことができます。
ただ、マーケティングのノウハウやスキルを学んだだけでは、仕事にはなりません。
マーケティングの施策をするにも、そのビジネス特有の課題、業界の慣習、関係者との連携、会社独特の文化、システムの理解などなど、いろいろな要素が絡んできます。
マーケティングの理論を知っているからと言って、それを大上段に構えてもビジネスは上手くいきません。
そりゃそうですよね。
車の運転だって、運転の仕方を学んだところで、実際に運転できるかは別問題。
運転をする目的であったり、道路の事情であったり、車のスペックであったり、いろいろな要素によって運転の仕方は変わります。
それと同じです。
マーケティングを学んで、マーケティングのやり方を知るのは、スタート地点に立ったに過ぎないということです。
ということで、マーケティングの仕事をしたいなら、この2つを理解しておくといいと思います。
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