早起きをして理解できた【早起きは三文の徳】の本当の意味。
早起きは三文の徳。
あなたもこの言葉を聞いたことがあると思います。
では、早起きって本当に得なのでしょうか?
その「早起きは三文の徳」という言葉。
諸説あるようですが、語源は中国。
中国の詩人の「早起三朝當一工(3日続けて早く起きれば一人分の働きになる)」が語源とされています。
そして、日本での由来は、奈良説と高知説があるようで。
奈良説
江戸時代中期に発布された「生類憐れみの令」では奈良の鹿も手厚く保護され、危害を加えた者には三文の罰金刑が科せられていました。そのため、江戸の庶民は早起きをして、軒先に鹿の死骸がないかどうかを確かめたという逸話があります。この逸話が「三文の徳」の由来になったとされているのが「奈良説」です。
高知説
「高知説」によれば、当時の土佐藩が治水対策の堤防を築く際に少しでも土を早く固めるため、「堤防の土を朝早く踏み固めた者には三文を与える」というお触れを出したことが由来とされています。
https://news.mynavi.jp/article/20210429-1871386/
その3文というのは、今のお金にすると50円~150円ほど。
早起きすると、”ちょっとだけ”得をするということです。
そう、早起きをしても、得をするのはちょっとだけなんです。
そなると、ボクように「ちょっとした得をするために、わざわざ早起きをするのもどうなの?」と思う人もいるわけで。
さらには、世間一般的に「早起きをしている人ってスゴイ!」みたいなイメージがありますが、本当にそうなのか?
アメリカで、ベンジャミン・フランクリンの「早寝早起きは健康・富・分別のもと」という格言を検証するために、生活スタイルの違う被験者を「早寝早起き・早寝遅起き・遅寝遅起き」などのグループに分けて調査したことがあるそうで。
その結果、どうだったと思います?
早寝早起きをしている人の方が、経済的にも、健康的にも良い結果が得られそうだと思いますよね。
しかし、死亡率や所得額に違いは見られなかったという結果だったそうです。
つまり、早起きをしてもほんのちょっとの得しかしないし、早起きをしなくても人生に大きな差は無いということです。
こうなると益々早起きをしなくても良いような気になりますが、、、
ただ、それでもボクは、早寝早起きをしています。
その理由は、三文のちょっとした得、その微差の積み重ねが絶対差になるから。
早起きをするとわかりますが、早起きを継続するためには目的が必要なことに気が付きます。
そもそも、目的が明確な人がどれくらいいるか?ってことです。
ぼんやりと「今より生活が良くなったらいいなぁ」とか、希望的観測で「このままいけば、会社でも何とかなりそうだ」と考えている人が、ボクも含めて大半なのではないでしょうか?
早起きをしようと思うと、そのたびに「早起きをする目的、目標って何だっけ?」と考えるようになり、それが毎日、毎週続くと自分の目的や目標に色が付いてきて、目標に向かって行動がチューニングされていきます。
そして、その微差の積み重ねが絶対差になるということです。
なので、早起きは三文の徳というのは、早起きをしたら得をするよという単純なことではなく、早起きをすると、自分の目的目標が見えてきて、そのために行動をするようになり、その微差の積み重ねが絶対差になるよってことです。
早起きは三文の徳を言い換えると、早起きによる”微差”が絶対差を生むということですね。
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