DX(デジタルトランスフォーメーション)が進まない理由。
DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が流行っています。
ボク自身もその言葉が入った部署で仕事をしていますが、「DX?なにそれ?豪華なの?」みたいに、言葉の意味すらよくわからないところからのスタート。
日々、試行錯誤で三歩進んでは三歩下がるみたいな感じです。
元に戻ってるじゃん、、、みたいな。
で、「なんでDXが進まないんだろう?」と考えるわけですね。
これは、規模の大小はあれど、DXを推進する人は同じようなことを考えているのではないでしょうか?
個人的には、DXが上手くいく要因は3つあると思っています。
ひとつは、風土を作る。
「DXやろうぜ!」と声高らかに叫ぶのは良いんですが、一瞬の盛り上がりを見せるも、ちょっと時間が経つと「で、一体どうしたらいいの?」「AIとかが自動でやってくれるんじゃないの?」みたいになります。
そうなると、「わざわざ変えなくてもいいじゃん」「今のやり方を変えるのは面倒」「無関心」みたいな考え方が蔓延るんですね。
DXって、今すぐやらなくても、目の前の仕事には困らないので。
それを「時代に合わせて、どんどん変えていこう!」という勢いをつける工夫をして、それが風土として定着すると、スムーズに事が進むと思います。
二つ目は、土台を整える。
DXを進めるには、デジタルを前提にビジネスを革新することになります。
デジタルってゼロかイチなんですよね。
仕事をする上でも、その人のさじ加減や特定の人しか知らないこと、「ただし、この場合は」みたいな特例が多いと、なかなかシステムに乗せることができません。
そうなると、ビジネスルールや運用方法を見直して、つくり直していく作業が必要になるわけで。
ひとつひとつ、それぞれのやり方を整理して、組み立て直す。
これが地道な作業ですし、ブラックボックスを抱える人もいて、結構な重労働です。
デジタル化するための土台は、DXでは大前提になります。
三つめは、DXの習慣化(戦略や業務にフィットさせる)こと。
「DXの風土ができた!デジタル化するための土台ができた!
その上でシステムを入れた!よし、これでDXだ!」
というのは、大間違い。
ある意味、ここからがスタートです。
そのシステムが自動的にすべてをやってくれるわけではなく、自分たちの戦略や業務にフィットさせていかなければなりません。
さらには、変化に合わせて戦略は変わり、それによって業務も変わります。
それに合わせて、システムを改修したり、バージョンアップさせたり、使い方をフィットさせることが必要で、さらにはそうした意識を定着させる必要があります。
これは、今日頑張ったから明日からできるわけではなく、毎日の積み重ねです。
言い方を変えるとDXの習慣化ですね。
ということで、ボクもDXの習慣化をして、ひとつひとつ変えていきます。
DXの思考法 日本経済復活への最強戦略 (文春e-book)
DX実行戦略 デジタルで稼ぐ組織をつくる (日本経済新聞出版)
未来IT図解 これからのDX デジタルトランスフォーメーション
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