スコトーマ?人は見たいものしか見られない。
人は、見たいものしか見ていません。
日々、いろいろな情報が自分の視界には入ってきているけど、見えていないんですね。
例えば、毎日見ている腕時計。
「文字盤に書いてある数字のフォントや針の形を書いてみて。」って言われても書けませんよね。
毎日何回も見ているにも関わらず、そこは見ていないんです。
株の情報なんかもそうですよね。
自分の持っている株が下がってきたら、ネガティブな情報があるにも関わらず、ポジティブな情報だけを見てしまいます。
いろいろな情報があるのに、自分にとって都合の良い情報しか見ないんですね。
目に入ってくる情報は無限にありますが、その人のフィルターにかかって、自分が見たい情報しか入ってこないんです。
言い方を変えると、見えていない部分、心理的な盲点があるということです。
こういう盲点のことを、スコトーマ(ギリシャ語)と言うらしいです。
「ああ、今の状況を変えたいなぁ」と思いつつ、「そうは言っても、何も変わらない毎日だぁ」と思っていても、実は今の環境の中にものすごく有益な情報があって、見逃しているかもしれません。
そう、意識をしなければ、今のまま入ってくる情報は変わらず、今の状況も変わらず、もっと大きく言えば人生も変わらないでしょう。
なので、今一度自分の本当に欲しい情報を考えて、自分の意識を向けることが大事です。
時間術の盲点~脳科学的に解き明かすタイムマネジメント (総合企画文庫)
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