対症療法と根本療法。どちらが良い悪いではない。
対症療法と根本療法。
マーケティングの現場では、この二つをバランス良く組み立てる必要があります。
対症療法とは、あなたもお分かりの通り。
病気の原因に対してではなく、その時の症状を軽減するために行われる治療法。痛みに鎮痛剤を与えるなど。 根本的な対策とは離れて、表面に表れた状況に対応して物事を処理すること。
マーケティングだと、
「売上が悪いから、とりあえずセールでもやっておくか。」
「お客さんが少ないから、とりあえずチラシでもまくか。」
みたいなイメージですね。
一方の根本療法とは。
原因を探って、その原因を取り除くことや見直すこと。
マーケティングだと、
「売上が悪い。なぜなのかマーケティング戦略全体を俯瞰してみよう。」
「お客さんが少ない。原因を探って、対応を決めよう。」
といった感じで、ゴールと原因を決めてから対策を打つイメージです。
ここで、よく「対症療法はダメで、根本療法が良い!」と言われますが、実際のマーケティングの現場ではそんなことはありません。
とにかく目の前で何とかしなければいけない状況であれば、対症療法が大事になります。
そして、対症療法をしつつ、根本療法をしていくのが理想。
例えば、虫歯で痛みMAXなのに、「対症療法のために原因を探ってから・・・」なんて言われたら、理解はできますが「とりあえず痛み止めで何とかしてくれ!」となるはずです。
そして、痛みがある程度収まってから、根本療法で解決していくのと同じ。
対症療法がダメで、根本療法が良い、という話ではありません。
大事なのは、それを理解して対症療法を打つ、根本療法で解決すること。
そのバランス感覚がマーケティングの現場では大事です。
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