マーケティングの中心にあるのは商品であり、商品をより良くするにはフィードバックが一番。
マーケティングの仕事では、仕組みを使って、売上と利益を上げることが求められます。
売上や利益を上げる方法は、意外とシンプル。
売上ならば、客数を増やすか、客単価を上げるか、購入回数を増やしてもらうか、の3つしか方法はありません。
その中心に来るのは、商品であり、サービスです。
なので、マーケティングを組み立てるときは、商品やサービスがしっかりしたものであるのが大前提。
そりゃそうですよね、ラーメン屋さんでラーメンがまずいのに、いくら爆発的に集客をしても商売は上手くいきません。
なので、ボクのマーケティングの考え方の根っこは、商品やサービスありき。
その商品やサービスは、社会のどんな問題を解決するのか、誰のどんな不を解決できるのか、その部分が重要だと思っています。
ただ、いきなり良い商品はできるものではありません。
商品やサービスをより良くするためには、試行錯誤を積み重ねるしかありません。
その試行錯誤の中でも重要なことは何でしょう?
それが、フィードバック。
試しに商品を作ってみて、お客様に使ってみてもらって、自分たちでは気が付けない良い点、悪い点をフィードバックしてもらうんです。
たったこれだけ。
でも、会社にいると、つい社内の偉い人に報告する必要があるので、そうした方々からのフィードバックを優先させてしまうケースが多いのではないでしょうか?
そうしたお偉いさんのセンスや商売感覚が優れていればいいんですが、思い付きや現場を知らないのにフィードバックをしたがる人だったら、もう目も当てられない結果になります。
サラリーマンとしたら偉い人の声を反映させるのが仕事(?)ですが、それではより良い商品は作れません。
笑い話で、「女性向けの商品をつくろう」という会議で、「色はピンクだろ」と鶴の一声で決まって全く売れなかったなんていうこともありますし。
とにかく、 商品をより良くするためのフィードバックを得るには、お客さんに聞くのが一番!。
女性に「ボクのどこが悪いんですか?」なんて聞いたら嫌われますが、自分の商品については「どんなところが好きですか?」と聞くといいと思います。
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