マーケティングでは、逆算思考が大事だというけど、実は積上思考も大事です。
マーケティングを考えるとき。
現状から考える積上思考か?
理想から考える逆算思考か?
さて、どちらが良いのでしょう?
一般的には、ゴールから逆算思考が良いと言われます。
理想の状態を描いて、現状とのギャップを埋めるために何をするか、優先順位はどうするか、タスクとスケジュールに落とし込んでPDCAを回しながら切り開いていく。
それがベストだと言う人もとても多い。
確かにそうですよね。
ただ、すべてがすべて、逆算思考が良いとは思っていません。
先日、晩御飯をつくっていたときのこと。
基本的に、土曜日はボクが晩御飯を担当します。
まだまだ料理初心者のボクは、クラシルをフル活用中。
これ、ものすごくわかりやすいし、カンタンだし、近所のチラシにも広告がリンクされていて便利なので重宝しています。
で、 クラシル を眺めながら献立を考えるのが週末の日課です。
ただ、献立から考えると、その材料をすべて購入することになります。
ちょっと凝った献立にすると、材料はもちろん、調味料を揃えるだけで大変。
なので、基本は冷蔵庫に残っているお肉や野菜、そしてストックのある調味料を組み合わせて、足らない材料を最低限調達して、工夫するわけです。
ここで、・・・ん?と思うわけです。
これって、積上思考ですが、材料も無駄にしないし、家族で楽しく食事もできるし、目的はしっかりと達成できているわけです。
逆に、逆算思考で献立から考えて、足りない材料や調味料を新たにそろえていたら非経済的なわけです。
これは、マーケティングでもよくある話。
確かにゴールを描いて逆算思考でモノゴトを考えることは重要です。
一方で、現状を踏まえて、積上思考で今できる施策を組み立てることもものすごく重要。
何が言いたいかと言えば、逆算思考も積上思考もどっちも大事だし、両方を組み合わせるのがベストだよ、ということです。
【おススメ】マーケティングの取扱説明書。