マーケティングで数字を考えないのは、妄想して満足するのと同じ。
マーケティングでは、目標や現状を数字で考えることが必要です。
例えば、ラーメン屋を開店して「よっしゃ!年間10億円売るぞ!」と考えたとしましょう。
「10億円」という数字の良し悪しは置いておいて、目標は大事です。
ただ、当たり前ですが、目標を持つだけでは達成することはできません。
何かしらの行動(アクション)が必要になります。
そんなときに「とりあえずできることをする!」というやり方もあるでしょう。
ただ、個人的には、その方法だと振り返りができなかったり、目線が短期になりがちなので上手くいかないことが多いというのが経験値であります。
なので、行動計画を考える必要があります。
行動計画を考えるときに、机上の空論であろうと、数字合わせでもいいので、数字が重要です。
冒頭の「ラーメン屋さん年間10億円の売上を実現する!」を数字に落としてみましょう。
10億円を売るために、1年一日も休まずに365日毎日営業したとしましょう。
そうすると、1日270万円を売らなければなりません。
仮に、ラーメン1杯1000円としたら、1日270杯。
席数が20席だとしたら、14回転。
1日の営業時間を7時間としたら、1時間に2回転させないといけない。
ということは、1時間に約40杯を作り続けないといけないということになります。
どうでしょう?
なかなかハードですよね。
頑張れば何とかいけるのかもしれませんが、ボクからすると「いや、それはムリっしょ」 と思うわけで。
無理ゲーなのに頑張るのは、ちょっと悲しいです。
というわけで、数字で考えるということは、とても重要。
そして、数字で考えようとすることで、良い意味でより具体的に考えざるを得なくなり、自身の目標に色が付いてきて、その目標自体の実現可能性や手段の優先順位がわかるわけです。
数字は、目標をより細かく、よりつかみやすくするためのものです。
ということで、マーケティングには数字が欠かせないですね。
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