マーケティングの中でも、ボクはNo.2的マーケターの仕事をしています。
ここ最近、広い意味でのマーケティングについて考えています。
マーケティングって、ホントおもしろい。
「マーケティング」の考え方でモノゴトを見ると、仕事をおもしろくできるし、人生いつでも上機嫌でいられるマインドになるから。
そのマーケティングの仕事をさせてもらえている自分は、キツイことばかりだけど、その中でも毎日楽しくなるわけです。
そのマーケティングの仕事と言うのは本当に多岐にわたるんですが、その中でも自分の大きな役割として認識しているのが、”整える”という役割。
”整える”とは、いろんなアイデアを行動に落とし込み、成果につなげるために回せるようにする仕事です。
なので、「う~ん、難しいけど(マーケティングで)整えるか」「これ、おもしろいけど、どうやって整えようかね?」というのが口癖です。
なぜ”整える”ことが重要なのか?
マーケティングというと、買いたくなる仕組みを作って、売上を上げる施策をバンバン出して、クリエイティビティを発揮するようなオフェンシブの仕事をイメージしますが、なぜ”整える”というディフェンシブな仕事をしているのか?
もちろん、ボクもそうしたクリエイティビティを発揮して、ゼロからイチを生み出したり、爆発的に売上を伸ばす施策をバンバン打ち出したいと思いますが、残念ながらそんなことはできない。
しかし、ラッキーなことに、ボクのボスは天才で、そうしたことができる人なんです。
ボスは、ビジネスセンスがあるし、見えないところでの努力(本人は努力を思っていない)の量はものすごいし、何より商売の嗅覚があり、事業の未来図を描いて、それを実現するための行動力がハンパない。
ボスにはものすごく憧れますし、ビジネスを創るというのは、こうした創造性を抜きにしては語れませんし、自分もそうなりたいと憧れます。
・・・が、ザンネンながらボクにその力はありません。
と言うより、ボクのタイプは、ボスのような人の才能と努力がビジネスの結果となって表れるように、現場に落とし込んだり、消費者にわかりやすく伝えたり、いろいろな部分を整えて買いたくなる仕組みをつくり成果へと導くことです。
改めて思ったのが、自分自身は創造性を発揮してグイグイ引っ張るタイプではなく、No.2的なミッドフィルダー的役割で、オフェンスたちが得点を決めやすいように、試合を整えながら組み立てる役割を担うタイプのマーケター。
つまりは、クリエイティビティを発揮する人を理解し、現場にもわかりやすく通訳ができるようにして、ユーザー視点で全体を整えるのがボクのようなNo.2的マーケターの仕事です。
ということを、この本を読み返して思った次第です。
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【おススメ】マーケティングの取扱説明書。