マーケティングとは、環境作りです。
マーケティングとは、環境作りです。
どんな環境なのか?
二つの側面があると思っています。
ひとつは、お客さまが買いたくなる環境。
もうひとつは、お客さまが買いたくなる環境をつくりやすい環境です。
これは、経営でよく言われる「CS(顧客満足)」と「ES(従業員満足)」が大事よね、という話に似ています。
まず、お客さまが買いたくなる環境つくり。
これは、言うまでもなく「買いたくなる環境」であり、「売れる環境」ではありません。
お客さまが買いたくなる環境は、「自分たちがどうやって売るか?」の視点ではなく、「どうやったら買いたくなるか?」なので、お客さまの視点から考えるからこそつくれるもの。
「どうしたら売れるか」を考えるのではなく、「どうしたら買いたくなるか」。
これは、似て非なるものです。
誰に、何を、どうやって、をどう組み立てたら、お客さまが買いたくなる環境に整えられるか。
それを日々考えて、実践して、修正して、の積み重ねです。
もうひとつは、買いたくなる環境をつくる環境をつくる。
お客さまが買いたくなる環境をつくるには、時間がかかります。
商品をつくって、明日から爆発的に買ってもらえることはありません。
お客さまの声を聞いて商品を改善したり、マーケティング施策をいろいろ試してはチューニングしたりするわけですが、そうした取り組みが、すぐに成果に転換されることは少ないです。
そして、なかなか成果に転換されないから、不安になって、取り組みをやめてしまう。
何かの拍子に一時的に良くなっても、継続して取り組むことをしないので、元の木阿弥。
言うまでもなく、マーケティングとは進行形であり、継続して取り組める環境が大事ですし、そうした行動や微差の積み重ねをすることが成果につながるわけで。
なので、「継続?当たり前でしょ?」というチーム内の認識と環境が大事です。
そうした環境をコツコツと作っていくことが、マーケティングであると思います。
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