そのコミュニケーションで大丈夫ですか?
部下や上司、夫婦の会話で、「それ、前に言ったじゃん。」と言われたことはありますか?
ボクは、ちょいちょいあります。
最近家族でお世話になっている美容院のお姉さんと、そんな話になりました。
「それ、前に言ったじゃん。」 と言われるのは、相手からすると「人の話をちゃんと聞いていないでしょ?」ということになります。
自分の話をちゃんと聞いてくれていないと感じるので、プリプリと怒るわけです。
言っていることは理解できるので、反省。。。
ただ「聞いている側は聞いている側での言い分もあるよね!」とその美容師さんと盛り上がったんです。
だって、相手の言ったことをすべて理解して、記憶しておくのは無理ですよね。
例えば、会社だったら。
部下は上司が一人だから上司一人に言うだけで良いですが、上司は部下がたくさんいるので、一人一人の言うことをすべて聞いて記憶できるわけではありません。
さらにある案件で「これ、どうなっているんだっけ?」と聞くと、「その件、メール送ったじゃないですか?ちゃんと読んでください!」と言われますが、正直、メールの数も多いし、要点がまとまっていないので、よくわからない内容のものもたくさんあります。
そんなときは、どうしても後回しにしてしまうわけで。。
他にも、例えば夫婦の会話で。
「父母会があるんだよね。この日時で。そのときにこの洋服着ていこうかなぁ」って言われたときに、日時が重要だと思って、それだけを覚えていたとしましょう。
そして当日に、相手は父母会に何を着ていくかが重要で、当日に「あれ?その服を着ていくんだ」というと「人の話をちゃんと聞いているの?」と怒られるわけです。
これは、聞いている側としたら重要なポイントはちゃんと聞いているつもりだけど、相手が覚えておいてほしいポイントとズレていることで起こるすれ違いです。
これは、どちらが悪くて、どちらが良いという話ではなく。
コミュニケーションは、相手に言ったらそれですべてが伝わるわけではありません。
それを、その美容師さんは、ボーリング型とキャッチボール型と呼んでいました。
ボーリング型は一方通行の投げるだけで終わり、キャッチボール型は双方向でコミュニケーションを取るわけです。
相手に「前に言ったけど」と言う前に、「ちゃんと伝えられていなかったかも」と体を入れ替えて考えてみることも大切かもしれませんね。
ただ、ボクに限っては、人の話を聞いていないことが多いのでキチンと聞きます。
会話が続く、上手なコミュニケーションができる! 図解 相手の気持ちをきちんと<聞く>技術
【おススメ】マーケティングの取扱説明書。