だから事業開発はおもしろい。
事業開発の仕事は、事業をつくることです。
「事業開発」って、「マーケティング」や「DX(デジタルトランスフォーメーション)」に並んで、ボクの中のカッコいい言葉ランキングに入っています。
なので、「マーケティング」と「DX(デジタルトランスフォーメーション)」と「事業開発」の仕事をしている自分ってシアワセです。
と言っても、周りから見たら何をしているかわからないし、やっていることは地味な活動の積み重ねです。
その中でも4月から関わっている事業開発って、おもしろいんです。
事業開発って言うと、ゼロからイチを作り出して、その事業をスケールさせて、成長曲線を描かせるイメージの人が多いんです。
確かにそういう事業開発もありますし、それを事業開発と呼ぶことの方が多いかもしれませんが、ボクの中ではちょっと異なります。
ボクの中での事業開発は、2つ。
- 既存事業を儲かるように仕組みを変える。
- 他の会社さんの事業を自分たちの顧客向けに編集する。
です。
一つ目の既存事業を儲かるように仕組みを変えるは、読んで字のごとく、儲かっていないなら儲かるようにしようよ、ってことです。
儲かるようにするためには、既存のやり方を見直して、誰に?どんな価値を?どうやって?渡すかをもう一度立ち返って組み立て直すわけです。
もう一つの他社さんの事業を自分たちの顧客向けに編集するというのは、いろんな会社さんのサービスを自分たちの顧客に向けてつくり直すんです。
ビジネスは、基本的に不の解決であり、不満、不安、不利、不都合などの不を解決するのがビジネスなんです。
そうした不の解決の打出し方が「そこじゃないんだよね」みたいなサービスが世の中にはたくさんあります。
せっかく良いサービスなのに、もったいない。
価値の伝え方を、相手にわかりやすいように伝えなければ意味がありません。
とは言え、相手にわかりやすく伝えるのは難しいもの。
それは相手のことを知らないからであって、自分たちの顧客を理解すれば相手に合った価値の伝え方がわかるっていうものです。
なので、他の会社のサービスを自分たちの顧客に対して切り口を変えて、わかりやすく伝える。
視点をズラして、価値がわかる人に価値を伝える。
他社が上手くいっていないサービスに、自分たちの顧客に合わせて事業を作り直して、息を吹き返すようなことも事業開発と呼んでいます。
切り口を変えたり、ズラしたり、工夫次第でビジネスはもっとおもしろくなります。
そんな事業開発という仕事は、とてもおもしろいと思います。
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