実現したいことに色が付いているか?
仕事で「こんなことをやりたいんです!」「売上を上げるには、これをするしかありません!」みたいなことを言う人がいます。
素晴らしいですよね、そうした意欲を持っているのは。
ただ、それだけを聞いて、「よし、じゃあ、任せた!」ということはありません。
当たり前ですが、その仕事を任せる前に、必ず「もう少し具体的に聞かせて」とイメージやプロセスを聞くわけです。
例えば、
「それをすると、結果的にはどんな状態になるの?」
「具体的にどうやってやるの?」
「予算はいくらかかるの?」
「どれくらいの人や工数が必要なの?」
「同じようなことをしている競合はいないの?」
「いくら売上が上がると見込んでいるの?」
といった具合で。
それに対して、
「いや、やってみないとわからないっす。」
「SNSからの流入が結構増えると思います。」
「ブランディングの一環なので、すぐに数字にはつながらないっす。」
「予算は調べてみないとわかりません。」
といったような回答をする人がいるんですね。
野球で言うなら、「試合で活躍したいんで、出させてください!」というようなものです。
そこで、「どういうポジションで、どんな活躍をしたいの?」と聞いたら、
「いや、とりあえず試合に出てみないとわからないですし。」
「結構良い球を投げられると思います。」
「得点には絡めませんが、チームのブランディングには役立つと思います。」
と言うのと一緒で、具体的に何に貢献できるのか、どんなことができるのかが全くわかりませんよね。
少なくとも自分なりのイメージがあって、そのイメージを具体的かつ解像度高くしておかなければ、実現することはないでしょう。
実現したいこと、実現したいことがあるならば、誰よりも具体的に考えて、テレビで言うなら、最低でも4Kくらいの解像度で色付けをしておきましょう。
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